HOME >>  Fusion360(フュージョン360) > Fusion360 チュートリアル > 3DCADの貝殻をレーザーカッター用のデーターにする方法

3DCADの貝殻をレーザーカッター用のデーターにする方法

前回イラストレーターと、3DCADのFusion360を組み合わせて
「リアルな貝殻」の3Dデータを作ってみました。

Fusion360で作った貝

そして、今回はその「リアルな貝殻」をレーザーカッター用のデータにしてみます。

3Dをレーザーカッター用のデータにするのは、いままで何度か記事にしていますが
今回は、こんな感じで物体ができあがりました。
なかなかインパクトのある結果ですw

レーザーカッターで貝殻を作った

 

123D Makeで、3Dデータをレーザー用に変換する手順

まず、3DCADのFusion360で作ったデータを、STLに変換します。

STLに書き出した後に、123D MakeにSTLデータを読み込ませます。

123Dは英語版しかないソフトですが、使いかたはすごく簡単なのです。

今回適用したパラメーターと手順をご説明します。

123D Makeを設定する

1.左のサイドメニューで「Model」のインポートでSTLデータを読み込みます

2.「Manufacturing Settings」で、素材を設定

レーザーカッターの加工面積と、素材の厚さ、クリアランスなどを設定します。

Material sizeの設定

  • Units(単位)をmm
  • WidthとLengthは素材の大きさ
  • Thicknessは素材の厚さ
  • Slot Offsetはクリアランス

3.「Object Size」でモデルのサイズを決めます

  • デフォルトがインチなのでUnitsをミリにしておきましょう。
  • Height、Width、Lengthはモデルの大きさを設定
  • Oliginal Sizeにチェックを入れると、STLデータの大きさが反映されます。

123D Makeでスライスのタイプを設定する

4.「Construction Technique」でスライス加工のタイプを決めます

  • Stacked Slices:積層型のスライスデータができます。作るのに根気のいるタイプです。
  • Interlocked Slices:単純に縦横でスライスされます。
  • Curve:緩やかにカーブしてスライスされます。
  • Radial Slices:中心を設定して、旋回するようにスライスします。
  • Folded Panels:パッチワーク形式で、ペーパークラフなどに向いています。
  • 3D Slices:3Dプリント用のスライスをするようです。

このモデルでは「Radial Slices」を選択しました。

 

5.「Slice Distribution」で、縦横の密度を設定します
密度によっては、レーザーカットに矛盾が生じて、どことも繋がらない部品ができることがあるので注意しましょう。

123D Makeでスライスする方向を決める

6.「Slice Direction」で、スライスする方向を決めます

モデルの周辺にでるカーソルが動かしづらいですが、先に軸をクリックすると、コントロールしやすくなります。

デフォルトでは、トップが回転軸の頂点になりますが、サイドを軸にしてみました。

 

123D MakeでEPSデータを書き出す

7.最後は「Get Plans」でデータを書き出します

今回はレーザーカッターなので、EPSデータにします。

ちなみに、123D Makeが書き出すデータだと、6枚のボードを使うことになり、材料の使い方がかなり贅沢です。。。

そこで、イラストレーターで集約しました。

 

イラストレーターで集約

イラストレーターで集約

そして、このデータを使ってMDFをカットし組み立てたところ
どこかで見たことのある形状になりました。

以前話題になった「新国立競技場」にちょっと似てますね〜

次はこの形を使って、照明器具でも作ってみようと思います。

 

レーザーカッターで国立競技場ができた

レーザーカッターで貝殻をカットした状態

横からみた写真

 
執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。

【Fusion360】モノづくりのための3DCAD入門

初めての人でも学びやすい3DCAD・Fusion360を使い、モノづくりのための3D技術を学びます。

本講座は、ソフトの習得に重点が置かれる一般的な3DCADセミナーとは異なり、実際の製品に近い3Dモデルをテーマにしています。
最初は簡単なモデルから初めて、徐々に工業製品レベルの構造を作っていきます。

1.初めての人でも学びやすいFusion360(3DCAD)
2.「モノづくり」を始めるため、実際の製品をテーマに
3.部品同士を組み合わせ、「可動するモノ」を設計する


工業デザイン:サングラス

工業デザイン:サングラス

雑貨デザイン:ティッシュケース

雑貨デザイン:ティッシュケース

文房具デザイン:ボールペン

文房具デザイン:ボールペン

道具デザイン:オノ

道具デザイン:オノ
    詳細はこちらへ

  ■実際に稼働する部品を作ろう

機能のあるモノを作るには、モノの構造を理解してモデリングをする必要があります。
モノが動くための寸法や構造など、工業デザインやモノづくりで必要なスキルの習得を目指したカリキュラムです。

ヒンジの作り方を学ぶ

ヒンジの作り方を学ぶ

部品を組み合わせて動かす

部品を組み合わせて動かす

部品をジョイントさせる

部品をジョイントさせる

スクリューキャップの構造

スクリューキャップの構造
■開催日

<週末開催>
 ・日程:2017年:6月10日(土)1日集中コース or 7月1日&2日
 ・場所:メイカーズファクトリー(東京都荒川区南千住)

<平日開催>
 ・日程:2017年:6月20日-21日 & 27日-28日 4日の平日コース
 ・場所:メイカーズファクトリー(東京都荒川区南千住)

 
詳細はこちらへ