6軸の3Dプリンターが開発中!スイスチューリッヒ大学
FDMの3Dプリンターで課題になるのが、サポート材対策です。
樹脂を溶かして積層してくので、材料が垂れないようにサポート材が必須となります。
スイスのチューリッヒ応用大学の研究チームでは、6軸の3Dプリンターを開発中とのことです。
通常の3DプリンターはXYZの3軸のため、中空構造やオーバーハングしているものに弱く
大量につくサポート材が3Dプリントを荒らす原因ともなっています。
6軸の3Dプリンターが実用化されれば、サーポート不要となるので
プリント面が綺麗になり、材料コストも減りそうです。
FDMの6軸プリンターは、シリコンバレーの「Arevolabs社」でも開発されていました。
方式としては、ヘッドを動かすタイプです。
チューリッヒ応用大学で研究されているのは、別の方式で
プリントベッドが動かして、6軸を実現しようとしているようです。
切削の5軸マシンも、材料を動かすタイプが多いのでそれと似たような発想ですね。
現在ソフトウェアは開発中で、ヘッドと台を同時に制御することはできないそうですが、
開発に成功すれば、新しいタイプの3Dプリンターとして注目されそうですね。
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