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Fusion360で、あの名作家具「バルセロナチェア」が作れた!!

Fusion360で作ったバルセロナチェア

Fusion360で作ったバルセロナチェア

Fusion360で家具を作ってみるシリーズ。

今回は不朽の名作家具「バルセロナチェア」に挑戦しました!

「バルセロナチェア」のポイントは、クッションの「もこもこ」の部分をどうやって作るかです。

今回は、Fusion360でサーフェイスを作る「パッチ」機能を使っています。

※なお、この「バルセロナチェア」の詳細な作り方は、「月間/IO」の8月号に掲載予定です。

 

 

バルセロナチェアの骨組みを「実寸」で作る

まずは、バルセロナチェアの骨組みを作ります。

作り方は、写真を下絵にしてトレースするだけなので割と簡単ですが、家具を実寸で作ろうとすると、下絵の画像に寸法を与える必要があります。

Fusion360の位置合わせ

Fusion360の位置合わせで、画像に寸法を入れる

 

下絵をトレースする

下絵をトレースする

スケッチを押し出してフレームを作る

スケッチを押し出してフレームを作る

 

寸法を合わせられれば、あとはフレームをトレースするだけなので、ここまでは簡単です。

トレースしたフレーム部分を「押し出し」して3D化させます。

次に、クッションを固定するバンドを作ってフレーム部分は完成です。

 

クッションを止めるバンドを作る

クッションを止めるバンドを作る

 

「パッチ」を使って、もこもこのクッションを作る

いよいよ、クッション部分を作ります。

まずは、寸法を取るためのスケッチを書いていきます。

クッションの元になるスケッチ

クッションの元になるスケッチ

そして、ブロックの周りを囲うように円弧を書いていきます。

スケッチがかけたら、「パッチ」モードに移ります。

「パッチ」コマンドで、スケッチを選択すると、もこもこの元になる面を書くことができました。

ブロックを囲うような円弧を書く

ブロックを囲うような円弧を書く

パッチで面を作る

パッチで面を作る

パターンで面を増やす

パターンで面を増やす

 

あとは、この面を増やしていき、面のエッジに「パイプ」コマンドで、それっぽいラインをかけば、クッションの完成です。

エッジにパイプを描く

エッジにパイプを描く

 

試しに、背景を360度写真をレンダリングしてみると、本物?と間違えそうな画像が作れました。

ここまでできると、家具作りも面白いですね。

次は、メッドセンチュリー物に挑戦したいと思います!

なお、この「バルセロナチェア」の詳細な作り方は、「月間/IO」の8月号に掲載予定です。

 

Fusion360で360度写真を使ったレンダリング

 

 

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執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。