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次期産業革命は起こるのか?! 3Dプリンター技術者主催のセミナーに参加

佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

7月5日にちょっと珍しいセミナーに参加したのでご報告します。

3Dプリンターのセミナーは増えてきましたが、今回は“プリンターの開発者”が主催しているものです。

セミナーの内容は、最初の3Dプリンター開発者による夢溢れる内容と、次のプロダクトデザイナーによる現実的な話の2部構成でした。

レポートがかなり長くなりそうなので、この記事では第一部の3Dプリンターの開発者で、RepRap Community Japan代表の加藤大直さんのプレゼンをご紹介します。

 

↓あっという間に定員になったそうで大盛況3Dプリンター開発者のセミナー

 

 

低価格3Dプリンターの始まり歴史RepRapについて

冒頭は、3Dプリンターの開発者である加藤 大直さんのプレゼン。

加藤さんは3Dプリンターの開発者で、先日発売されて話題になった「atom 3Dプリンター」を始めとして、いままで5台ぐらい3Dプリンターを開発している、日本でもトップクラスに詳しい方だそうです。

加藤さん曰く、熱溶解積層型の(FDM)3Dプリンターは技術自体は40年ぐらい前からありました。

いま、3Dプリンターブームが起きたのは、2007年に熱溶解積層型の3Dプリンターの特許型切れた事が要因。
同年にRepRapが立ち上がり、オープンソースのハードウェアとして3Dプリンターを作る事が出来るようになりました。

riprapについて

RepRapとは、ディスクトップ型の3Dプリンターで、ハーバード大学のエイドリアン・ボイヤー博士が始めたオープンソースコミュニティです。
オープンソースなので、様々な所で利用されており、現在出ている低価格の3DプリンターのほとんどでRepRapが使われています。

 

★RepPap Community Japanのご紹介

https://sites.google.com/site/reprapcommunityjapan/

1.DIYできる3Dプリンター日本で広めている
2.日本で手に入る部材や素材の情報を集めて公開しています。
3.世界中の新しいRepRapや3Dプリンターに関する情報を集めたり、発見した事を公開しています。

 

3Dプリンターの構造や種類

セミナーでは、3Dプリンターの種類や構造に関する説明もありました。
ただ、「メイカーズラブ」に以前書いた内容とあまり変わらないので、
知りたい方はこのへんの記事を参照下さい〜

・方式別3Dプリンターの特徴
・【基礎知識】低価格3Dプリンターの出来ない事

 

 

3Dプリンターで始まる次期産業革命

セミナーでは次に、3Dプリンターを使ったいろんなファンタスティックな事例が紹介されました。
これを見ていると、3Dプリンターが単に製造業で金型をショートカットできるというレベルを超えた「次期産業革命」と呼ばれるのも分かりますね〜

2014年には3Dプリンターの主要特許のひとつレーザー焼結の特許が切れるため金属を扱える3Dプリンターでも低価格化が進むという予測もされていました。

↓金属の粉をレーザーで固める技術 こんなのをプリントします。

レーザー焼結特許

 

以下はセミナー中で紹介された、3Dプリンターを使ったサービスや試みです。

 

3Dプリンターで作るラジオを聴ける人工耳

プリンストン大学で研究中のプロジェクトで牛の細胞を使ったアンテナになるコイルを人工耳に埋めて
無線信号を受けて音を聴けるようになるというモノだそうです。

現在はラジオ電波を使っているようですが、研究者は将来はノートパソコンやスマートフォンと直接通信をすること目指しているとのこと。Bluetoothなんかを使えばいまでも出来そうですね。

3Dプリンター 人工耳 ラジオ

 

月面基地を3Dプリンターで作る方法

以前メイカーズラブでも紹介しましたが、欧州宇宙機構が月面基地を3Dプリンターで作るプロジェクトが本当に進んでいます。

月面基地を3Dプリンターで作る

 

 

3Dプリンターで作られたギブス

少し前に話題になった3Dプリンターで作られたギブス。
いまのギブスのように骨折箇所を完全に覆うものではないいので、様々な利点があります。
通気性がいいので熱くならず、洋服を着る邪魔にもなりずらそうです。

3Dプリンターのギブス

 

砂糖のお菓子を3Dプリント

カルフォルニアの会社がやっている、Sugar Labというサービス。
3Dプリンターを使って砂糖を使ったお菓子を作ってる。

3Dプリンターで作る砂糖のお菓子

 

3Dデータをみんなで共有できるサービス

thingiverse.comは3Dプリンターのデータ公開サイト。Makerbotが運営するオープンソースコミュニティで、いろいろなユーザーが自分の作った3Dデータをアップしてコメントしあったりダウンロードしたりしている。
いろいろ基礎データが共有される環境が整ってきている。

↓スターウォーズにでてくるロボットの3Dデータ

スクリーンショット 2013-07-15 17.35.20

 

セミナー主催者により新サービスの発表

 

3Dプリンター クラウドファンティング

 

最後に、今回のセミナーを主催したEmotional Brains代表の横田洋一さんより、3Dプリンターを使ったモノ作りクラウドファンディングプラットフォーム「OKUYUKI」が発表されました。

この夏オープン予定だそうです。自分のようなグラフィックデザイナー出身者としては楽しみですね〜

▼事前登録がスタートしています。
http://entry.okuyuki.jp

▼主催者:Emotional Brains
http://emotionalbrains.com

 

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執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。