世界初!ロボット3Dプリントで自動車用ヘッドランプに付け足す印刷
メルボルンのスインバン大学の研究チームは、世界初となる自動車用ヘッドランプの交換用ブラケットを、ロボットでの3Dプリントに成功しました。
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このプロジェクトは、AMA Groupが支援し、Innovative Manufacturing Cooperative Research Center (IMCRC)を介して連邦政府によって支援されています。
プロジェクトには、スインバン大学の材料科学者であるMostafa Nikzad博士によって開発された、ポリプロピレン複合材料が使用されました。
自動車グレードの射出成形プラスチックとの互換性を保証するために、Nikzad博士は、3D印刷用ポリプロピレンに適した特性と、自動車の品質基準を満たすのに必要な強度と靭性を備えた材料を作成する必要がありました。
この新しい素材を使い、スインバン大学のMats Isaksson博士が率いるロボティクスチームは、交換用ブラケットの3Dプリントを直接ヘッドライトハウジングに取り付けることができました。
ロボットアームを使用して静止した3Dプリントヘッドの下でヘッドライトを正確に操作することで、複雑な形状をサポート材を必要とせずに印刷できます。
自動車の修理には、様々な部品が必要でメーカーには部品の保全義務が課せられています。
今回の研究が実用化されると、自動車の補修を新しい部品を使わずにできるようになりそうですね。