HOME >>  Fusion360(フュージョン360) > Fusion360 チュートリアル > Fusion360とレーザーカッターでクロスボウを作る方法(加工編)

Fusion360とレーザーカッターでクロスボウを作る方法(加工編)

押し出しでクロスボウが出来る

前回作ったクロスボウのデータ

Fusion360とレーザーカッターでのおもちゃ作り。

前回Fusion360で作ったクロスボウのデータを、レーザーカッターで加工して組み立て、発射までを行います。

ただし、Fusion360から書き出したDXFのデータは、線同士がバラバラになっています。
そこで、一度イラストレーターに貼り付けて線を統合します。

イラストレーターで線を統合する

イラストレーターで線を統合する

今回はレーザーカッターのHAJIMEで加工を行います。イラストレーターからプリントするみたいな感じで加工ができるので、この辺は簡単です。

材料はMDF3mmで、カッティング時間は19分でした。

イラレからHAJIMEにデータ送信

イラレからHAJIMEにデータ送信

HAJIMEでカッティング

HAJIMEでカッティング

加工ができたので、早速組み立てに入ります。

必要な部品はレーザーカットした以外だと、以下となります。

  • タコ糸(太さ1.4mm)
  • 結束バンド(300mm)
  • M3ネジ(ピッチ0.5mm、長さ6mm)
  • イーサート(ピッチ0.5mm、呼び長さ1D)

 

道具を並べる

道具を並べる

まず、下準備としてイーサートを挿入します。

イーサートというのは、バネみたいな形の工具で、穴に埋め込むことでネジ穴を作ることができます。
レザーカッターで、ネジを使う場合にはかなり便利な器具です。

イーサートと挿入工具

イーサートと挿入工具

 

<イーサートの購入について>

必要なのは、イーサート自体とねじ込み用の挿入工具です。それぞれ、モノタロウの以下のページで購入することができます。

(購入数によりますが、イーサートの単価は20〜40円です)

→イーサート

→挿入工具

イーサートをねじ込むと、このようにネジ穴が出来上がります。

ネジ穴ができた

ネジ穴ができた

続けて、全体を組み立てます。

部品が少ないので、組み立てはすぐに終わります。

組み立て

組み立て

組み立て

組み立て

 

最後に、弓の部分に結束バンドを入れます。

まず、バンドを弓の穴に通して、固定用の板を通します。続けて、固定部品を回転させてからネジ止めします。
これを上下両方に行うと、結束バンドがバネの代わりに働くようになります。

結束バンドが通った状態

結束バンドが通った状態

回転させる

回転させる

回転させてねじ止め

バンドを回転させてねじ止め

バンドを上下回転できるとこうなる

バンドを上下回転できるとこうなる

最後にタコ糸を弓に括り付けて完成です。

タコ糸はそんなにピーンと張らなくても大丈夫です。

タコ糸で弦を張る

タコ糸で弦を張る

 

今回は別途で、MDFの球を作ったので、これを装填して発射して見ます。

4メートルぐらいは飛んだので、威力はゴム鉄砲ぐらいです。

子供のおもちゃには、向いてそうな感じですね♪

 

レーザーカッターに必須のイラストレーター入門

レーザーカッターは3Dプリンターと並び注目のデジタル加工機です。
しかし、加工データを作るにはイラストレーターの操作が必須です。

そこで、レーザーカッターには必須のイラストレーターを
初心者や苦手な人でもマスターできる入門講座を始めました

■イラストレーターを覚えながら、レーザーカッター学ぶ

1.初心者や挫折組でもイラストレーターの操作をマスター。
2.製品レベルの課題を作りながら学べる。
3.レーザーの加工法を学んで、実際にカットもする。



詳細はこちらへ

レーザーカッターのLS100 レーザー加工機の稼働シーン レーザーカッター入門セミナーの課題3 レーザーカッター入門セミナーの課題3
執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。