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【Fusion360】スカルプトで工事現場のヘルメットを作る方法


※2019/4/24 動画を追記しました!!

Fusion360は、3DCADながらCG的なモデリングが出来る「スカルプト」という機能があります。

これを使うと、CADでは難しい形を簡単に作ることが可能です。

今回は、3DCADでは難しいモデルの一つヘルメットを作る方法をご紹介します。

ヘルメットは球体ベースなので、クワッドボールを使います。ボールを置いたら、球体の下側を削除します。

クワッドボールを配置する

クワッドボールを配置する

下半分を削除する

下半分を削除する

 

ヘルメットとしての形を整えていくため、「フォームを編集+Alt」で下方向に面を差し込んで行きます。

さらに、横に広げつつ、同時に下に引っ張ると段差が出来ます。

フォームを編集+Altで下方向に伸ばす

フォームを編集+Altで下方向に伸ばす

 

フォームを編集+Altで横に広げる

フォームを編集+Altで横に広げる

下に引っ張って段差を作る

下に引っ張って段差を作る

 

次にヘルメットのツバを作ります。これは、フォームを編集+Altでエッジを引っ張るだけです。

ブロック表示にして、エッジの方向を整えます。

前に引っ張ってツバを作る

前に引っ張ってツバを作る

ブロック表示をすると、メッシュはこのような感じです

ブロック表示をすると、メッシュはこのような感じです

 

そして、ヘルメットの中央を盛り上げて、工事用ヘルメット独特の形状を作ります。

これは、フォームを編集のオプションで、個別のエンティティを選ぶと簡単に出来ます。

形はおおよそ出来ましたが、Fusion360のスカルプトで作ると角が丸くなりすぎます。

もう少しディティールを整えるため、くぼみの部分にエッジの挿入して、シャープな形にして見ます。

上方向に面を差し込む

上方向に面を差し込む

上方向に面を差し込む

上方向に面を差し込む

エッジを挿入して、形状をシャープにする

エッジを挿入して、形状をシャープにする

 

もうちょっと質感を加えていくので、面を窪ませて見ます。これも、フォームを編集の個別のエンティティオプションを使います。

これで、ヘルメットの形状が出来上がります。

面を窪ませる

面を窪ませる

くぼみが出来た部分をブロック表示する

くぼみが出来た部分をブロック表示する

 

ヘルメットの形状が面の状態で出来たら

実体化させるために、修正>厚みでヘルメットに厚みをつけて形状の完成です。

ヘルメットが完成

ヘルメットの形状が出来る

 

厚みをつけて完成

厚みをつけて完成

 

形状が出来たらしフォームを終了します。

無事CADモードに変換出来たので、素材を適用してレンダリングしてみると
よくみる工事用のヘルメットぽくなりました。

完成したヘルメットをレンダリングする

完成したヘルメットをレンダリングする

 

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執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。