Kickstarterなどで資金調達に成功した、
3Dプリンターや電子工作などを駆使して作られている楽しげなMONOをご紹介。
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日本でも3Dプリンター「MAESTRO」が700万円の調達に成功!

佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

3DプリンターMAESTRO

3Dプリンターのような製品を作ろうとすると、最初にまとまった資金が必要です。
キックスターターなど、海外クラウドファンディングでは3Dプリンターの資金調達が目立ちますよ。
しかし、日本ではクラウドファンディング自体がまだまだマイナーなせいか、
ほぼ聞いたことがありませんでした。

しかし、クラウドファンディングのMakuakeに登場した3Dプリンタープロジェクト
「MAESTRO」は、短期間に700万円近い資金を集めることに成功しています。
※記事を書いている時点では、693万円

これだけの成功を収めた「MAESTRO」は、どんな特徴をもつ3Dプリンターなのでしょうか?
結論から言うと、同価格帯の国産3Dプリンターと比較すると、総合的に優れており弱点が見当たらない事だと思います。

Makuakeの「MAESTRO」紹介ページはこちら

 

デルタ型で、綺麗で高さが取れる。

「MAESTRO」のデルタ型機構は、メイカーズ・ラブにも寄稿していただいている国産メーカーGenkeiの「Trino」と共通ですね
3Dプリンターとしては、高さが取りやすくヘッドが安定しやすい特性があります。
(プリント面積は220×220×320mm)
「Trino」もそうですが、プリント精度は0.05ミリ(50ミクロン)ときれいなプリントが可能です。

MAESTROのプリント面積MAESTROの造形物

 

構造部品が金属製で安定度が高い。

RepRapの3Dプリンターは樹脂製の部品が多いのですが、「MAESTRO」は主要部品に金属製を採用。
金属部品が多くなると、プリントの安定度は高くなります。全部金属なのはこの価格帯では、けっこう珍しいと思います。

MAESTROは金属部品

 

オートキャリブレーションを装備

「MAESTRO」は、3Dプリンターユーザーが悩まされるZ軸(上下)の調整が自動化されています。Z軸の調整に毎回10分ぐらいかかるので助かりますね。プリント品質にも大きく響く部分です。

 

サポート材が少なく出来る冷却機構

これは、最近の3Dプリンターでは増えてきましたね。
「MAESTRO」は、冷却ファンを複数にすることでフィラメントを急速冷却し、中空構造をサポート材無しで出力可能です。

MAESTROの冷却機構

MAESTROは中空構造が得意

 

SDカードでPCレスでプリントできる。

3Dプリンターは、PCに接続して使うものが多いのですが、PCが1台ふさがってしまうのが問題です。
「MAESTRO」はSDカードにSTLデータを入れてプリント出来るので、オペレーションがだいぶ楽そうですね。

MAESTROはSDカードが使える

 

レーザー彫刻などが将来的に可能に

「MAESTRO」は、各部品がモジュール化されているので取り外しが簡単だとのこと。
将来的に、レーザー彫刻や複数のプリントヘッドが使えるようになるそうです。

MAESTROの拡張ノズル

3Dプリンターとしては、非常に弱点が少ない、総合力のあるプリンターだと思います。
デルタ型の3Dプリンターで、オートキャリブレーション付きという点では
先行しているGenkeiの「Trino」とかなり共通点の多いですね。

大きく違うのは、プリント面積がやや大きく、SDカードが使える部分でしょうか?
あと「MAESTRO」は、PLAの使用を推奨していて、ABSに使うヒート
ベットが無いです。そして、密閉型にはなってない点も違うところですね。
(ヒート別途は追加で開発はしているようです)

双方良い点もあり価格も近いので、どちらかを選ぶか悩ましいところですね。。。

 

MAESTROのスペック

 
執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。

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