3Dプリンターのピストルが発射に成功!ココから言えることは何か。。
米非営利企業Defense Distributedが5月6日、3Dプリンタで製造したプラスティック製のピストル「Liberator」で発砲する動画を公開しました。
公開された動画によると、確かに発射することが出来たようです。「Liberator」はほとんどの部品を3Dプリンターで出力して組み立てたそうです。
しかし、ピストルというよりは、ジョップガンと呼ばれる鉄パイプや輪ゴムで作られる簡易型の手銃の一種で、命中精度や発射距離などはごくごく荒いものとなっていそうです。
ただし、データはオープンソースで誰でも利用可能です。
おそらく、低価格の3Dプリンターでも生成可能だと思われます。
日本人からすると、物騒な話以外の何者でもありませんが、データの公開とダウンロードを止めるのはコンテンツなどの例を見ても不可能でしょう。
では、この避けられない現実から言えることは何でしょうか?
一つの見方として、3Dプリンターを使った製造業へのメリットも有るのではないかと思います。
以前の記事「【基礎知識】低価格3Dプリンターの出来ない事」でも言及したように、低価格の3Dプリンターには構造上耐久性を上げるのが難しいという問題があります。
しかし、ピストルを作り発射するということはかなりの耐久性が必要になると思います。
つまり、3Dプリンターを使った武器の製造は、低価格プリンターで作る製品の耐久性を上げるのに何らかのプラスになる可能性あるとも思いました。