【Raise3D】透明フィラメントでボトルを出力してみた
業務用に使えるのに、比較的低価格の3Dプリンター「Riase3D」。ABSやPLAだけでなく、色々な素材が使えるのも魅力の一つですね。
そこで、今回は「高透明フィラメント」という素材で、シェイカーボトルをプリントしてみました。
結果としては、なかなか綺麗にプリントできたのですが、やはり初めての素材は最初はうまく行かなかったので、その辺の紆余曲折もご紹介します。
ボトルのデータはFusion360で作成、今回はオリジナルのネジ機構を作るために「ネジコマンド」ではなく、レールを使ったロフトで作成しています。
ネジの作り方も色々あると思うので、その辺の詳細はまたの機会にご紹介したいと思います。
次は、 ボトルのデータをRaiseでプリントします。今回使ったのは、こちらの高透明フィラメントです。フィラメント自体は、かなりクリアな透明ですが、プリントするとどうなるのでしょうか??
ボトルのデータを、ideaMakerに読み込んでプリントを開始します。
押し出しの温度は230度、ベッドは70度とABSよりはやや低めです。
サイズが結構大きめなので、本体のプリント時間は10時間ぐらいです。(蓋はそれぞれ3時間ぐらい)
今回は、フィラメントを購入した日本3Dプリンターから設定ファイルをもらってプリントしましたが、プリントし終わるとえらく積層が目立ってしまいます。
そこで、設定値をやや見直します。
レイヤースタートポイントが「最も近い」の場合、ある層ごとに場所がズレて行くので、縞のような模様になることが分かりました。
さらに、Raiseの上部の蓋とファンカバーを外して、ラフは使わずスカートだけにしました。
レイヤー>印刷速度で、内壁と外壁の印刷速度をやや下げます。
そうすると、見違えるように綺麗にプリントできました。
透明度も、手を入れるとぼやけて透けてみるぐらいで、半透明ぐらいはありますね。
ネジの寸法も比較的出ているので、蓋もちゃんと閉まります。
試作品を作る制度としては十分使えそうです。
透明度が必要なものや照明器具にこのプリンターを使うと良いかもしれないですね。