Fusion360の便利な小技をご紹介。

今回は、「面を分割」と「面」に素材を適用して、カンタンに模様を作る方法がテーマです。

3DCADは、形状を作るソフトという印象が強いと思いますが
「面」を分割して色分けすることで、グラフィック的なデザインにも使うことが出来ます。

まずは、100mmの立方体と模様の元を作ります。
以下のようなスケッチを書いて、１００mm押し出して正立方体を作ります

スケッチを描く

立方体を作る

普通はここで、スケッチをツールにして「ボディを分割」をしますが
そうするとボディが異常に増えすぎて大変だったりします。。

そこで、「ボディを分割」ではなく「面を分割」を使って見ます。

ただし、分割ツールがスケッチだと、何度も何度もコマンドを使わないといけないので大変です。

そこで、「面」を分割ツールにします。
「パッチの押し出し」でこんな感じで面を作って、それを分割ツールにすると
かなり少ない手順で分割が出来ます。

パッチの押し出しで面を作る

面をツールにして、面を分割を適用する

そして、分割したのはあくまで面なので、ボディは１つとなっています。

これを６面に全部適用します。

これで、ボディが一体の状態で面が刻まれました。（ちょっとだけ面取りも適用します。）

面が刻まれた状態

次に外観コマンドで素材を適用します。ここでポイントになるのは、外観パレットのオプション「適用」で「面」を選ぶことです。

そうすると、面に色をつけられるので、グラフィック的な表現が可能です。

外観の適用で面を選ぶ

面に素材を適用する

面に素材を適用してグラフィック的な模様にする

最後に正立方体をパターン機能で増やしてみると、なんだか和風な感じの模様になりました♪

レンダリングするとなかなか良い感です。

Fusion360は、こういうグラフィックな模様もいける感じですねー

パターンでボディを増やす

レンダリングを適用する

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執筆者のご紹介

佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト＆グラフィックデザイナー ／WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。　MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。