Formlabsが、ジュエリー用の新素材「Castable Wax Resin」を発売開始
光造形プリンターForm2のメーカーであるFormlabsより
3D印刷用ジュエリー樹脂の新ラインナップ「Castable Wax Resin」が発売されました。
この新しいワックスは、3Dプリントした後にインベストメント鋳造(ロストワック法の一種)に使用しても灰が残りずらい素材になっています。
フィッティング用の試作づくりだけでなく、最終製品の製造にも適しているそうです。
Castable Wax Resinは、従来のワックスよりも再現性に優れており、細かいディティールを
積層痕を残さずに仕上げることが可能となっています。
造形物は十分に硬化された状態で出力されるので、UVによる2次硬化も不要です。
出力された後は、イソプロピルアルコールで洗浄することで、ベタつきも無くすぐに使用することができます。(この辺は従来素材の問題点でした)
Castable Wax Resinは20%のワックスを含んでおり、灰が残らないクリーンで簡単なキャスティングが可能です。(鋳造してくれる業者さんが増えそうです)
標準的なバーンアウトスケジュールまたは8時間の短いバーンアウトスケジュールに適しているそうです。
Form2での使用に最適化されているので、Form2ユーザーには良い選択肢が増えましたね。
日本での発売が7月末が予定されています。
出典:Grow Your Jewelry Business With Castable Wax Resin