3Dの靴が量産開始?!アディダスが、3Dプリントシューズ「Futurecraft 4D」を発表!
スポーツシューズ業界では、Rivals Nike、Under Armour、New Balanceなどのメーカーが、3Dプリンタープリントしたスニーカーを発表しています。
ただし、プリントに時間がかかるので、一部のアスリート用など実験的な試みが大半でした。
しかし、アディダスが先日発表した「Futurecraft 4D」は、量産品として発売される初めての3Dプリンターシューズとなるようです。
3Dプリントの製品を量産するのに、問題になるのは3Dプリント自体に時間のかかりすぎることです。
その問題点を、シリコンバレーの3Dプリントベンチャー「Carbon社」と提携することで解消。
「Carbon社」が持っている、従来の10倍以上のスピードで3Dプリントできる技術により、20分でソールをプリントできるそうです。
印刷が早いだけでなく、表面の仕上げも通常の射出成型品と遜色がないとのこと。
アディダスは昨年も3Dプリントのシューズを販売していましたが
ソールのプリントに10時間もかかるため、100程度しか作ることができませんでした。
「Futurecraft 4D」の登場は、単に成型品が3Dプリントに変わるだけではありません。
アディダスでは、将来的に個人の体重や歩行、スポーツの種目に合わせて完璧にフィットする靴を目指すそうです。
これは、3Dスキャンなどの測定により、一人ひとりにフィットするシューズを作ることが量産品ベースで可能となることを意味しています。
アディダスは2017年末に5000足、さらに2018年末までには10万足の販売を目指すそうです。
これだけの量が生産されてくると、靴という商品自体が変わってきそうですね。。。
画像などの出典:アディダスのグローバルサイト