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買う前の参考に!低価格3Dプリンターの比較

佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役
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比較的気軽に導入出来る低価格の3Dプリンターを以下のポイントでご紹介します。

1.まず、光学造形 or 熱溶解積層法か?

2.熱溶解積層法の低価格3Dプリンター

3.光学造形方式の低価格3Dプリンター

4.低価格3Dプリンターの比較表

 

1.まず、光学造形 or 熱溶解積層法か?

最近増えてきた、低価格の3Dプリンターは安い物だと5万円前後のものもあります。価格によって解像度やプリント面積など性能面の違いがありますが、まず大きいのは造形方式ですね。

家庭用レベルで導入出来る3Dプリンターは、ほとんどが熱溶解積層法ですが。以前ご紹介した造形方式ごとの特徴をみると、解像度が0.3mm〜0.1mmと下の写真の側のように荒いしあがりになります。

対して、光学造形方式は、解像度が0.025mmときめ細かい出力ができますが、熱溶解積層法よりも価格は高くなります。

 

左:熱溶解積層法  右:光学造形方式

04

 

2.熱溶解積層法の低価格3Dプリンター

現在低価格3Dプリンターで主流の熱溶解積層法のプリンターの価格や特徴をご紹介します。

 

replicator2X:注目の機種だが、入荷待ちが長い。

この分野ではパイオニアの「replicator2」の最新商品として注目。ABSやPLA(ポリ酸)など複数の素材を使う事もできます。ただし、この部類では価格が高めなのと、注文から納品に数ヶ月かかる状況です。

replicator2x

 

replicator2X

価格:2,799ドル
方式:熱溶解積層法
解像度:0.1mm
面積:25×15×15cm

 

atom:光学並の高性能で低価格3Dプリンター

RepRap Japan代表の加藤大直氏が開発した国産の3Dプリンターです。日本の開発の第一人者が作っただけあり、設定次第で最大0.025mmと光学造形方式並みの積層解像度が出せるそうです。

さらに、「atom 3Dプリンターは」完成品ではなく、組み立てワークショップ付きのキットとして提供されることに特徴があります。
3Dプリンターはまだまだトラブルの多いデバイスです。なので、構造をある程度把握するためにもワークショップがある「atom 3Dプリンター」はお勧め出来ますね。

3Dプリンター 組み立てキット
atom 3Dプリンター

価格:12万9800円
※組立ワークショップは別途1万円
方式:熱溶解積層法
解像度:0.025-0.3mm
面積:13.5×14×14cm

ご購入はこちらから

 

 

 

Np-Mendel 3Dプリンターの弱点を補う工夫が光る。日本で買えるプリンター。

後発だけあり、基本性能のパフォーマンスが他社製品に比べて良いです。さらに、既存のプリンターを研究して従来言われていた以下の弱点を克服しているそうです。

  ● 素材間の隙間が出来づらく、丈夫なものが出来る。
  ● 独特な樹脂の押し出し方式で、樹脂がかなり詰らない。
  ● 同タイプのプリンターで起こりやすい熱収縮が少ない。
  ● 一般家庭に置けるぐらい静かな静音性。

さらに、日本の企業が代理店をしてるので日本語で買えるのがうれしいですね。

Np-Mendel 韓国製3Dプリンター

Np-Mendel

価格 159,000円
解像度:0.1-0.31mm
方式:熱溶解積層法
面積:18×18×16cm

詳細情報はこちらへ

 

 

SCOOVO:国産の本格的な低価格3Dプリンター

見た目がMakerbotのreplicatorにちょっと似ていますが国産メーカーの低価格3Dプリンターです。3Dプリンターとしては標準的な性能ですが、国産メーカーのモノとしては良いレベルですね。

SCOOVO(スクーボ) 日本製3DプリンターSCOOVO

価格:18万9000円
方式:熱溶解積層法
解像度:0.1mm
面積:17.5×15×15cm

 

 

 

UP Plus 2:珍しく卓上型で扱いやすそうな中国産3Dプリンター

価格からみると性能はそこそこですが、卓上型で重さが5キロなのが特徴。中国産のせいかデザインは無骨ですが、珍しい卓上型です。

UP Plus 2 3Dプリンター

UP Plus 2

価格:19万9800円
方式:熱溶解積層法
解像度:0.15mm
面積:14×14×13.5cm

 

 

 

 

Solidoodle 3:低価格だけど広いプリント面積 まず体験する向きか?!

 

もっとも初心者向けと言われており、ためしに3Dプリンターを買ってみるのに適した価格。しかし、デザインはとても無骨に出来ている。

solidoodle3

 

Solidoodle 3

価格:799ドル
方式:熱溶解積層法
解像度:0.35mm
面積:20×20×20cm

 

 

Afinia H-Series:初心者向けでプリント領域はせまめ

届いてからのセットアップが簡単で、初心者向けに使いやすいソフトウエアが付いてる。価格は安い方。ただし、プリント面積が13.9×13.9×13.5cmと小型のものしか作れない。

afinia h-series

 

Afinia H-Series

価格:1,599ドル
方式:熱溶解積層法
解像度:0.15mm
面積:13.9×13.9×13.5cm

 

Cube:小さな製品用でデザインはよい感じ!日本で買えます。

wifi環境で使えるなどの特徴があるが、プリント領域は狭い方で小さな商品向き。プリンターのデザインは、わりと洗練されています。
日本の代理店からも簡単に買えるようになっているので、現実的な選択肢といえます。

cube

 

Cube

価格:16万円
方式:熱溶解積層法
解像度:0.2mm
面積:14×14×14cm

 

CubeXシリーズ:家電量販で買える!低価格帯では最大級のプリント面積と洗練さ。

日本の家電量販での取り扱いが始まった、3Dシステムズ社のCube上位モデル機種です。解像度は0.1mmと40万円以上の価格を考えると普通ですが、プリント面積が広くバスケットボールをプリント出来るレベルです。

さらに、CubeXシリーズにはプリントヘッドが複数ある機種もあり、複数の色を同時に積層することも可能です。

ノジマで3Dプリンター

CubeX

価格:41万7,900円(税込み)
方式:熱溶解積層法
解像度:0.1mm
面積:27.5×26.5×24cm

→詳細情報へ

 

 

MakerGear M2:優れた解像度と、広いプリント領域

全ての面で優れた3Dプリンター。既に実績のある機種「Mosaic」の後継機で、広めのプリント領域と高い解像度をもち良さそう。

makergearm

 

 MakerGear M2

価格:1,730ドル
方式:熱溶解積層法
解像度:0.02mm
面積:20.3×25×20.3cm

 

Printrbot LC:低価格で小型製品向け

クラウドファインディングでの資金調達で加発を続けるPrintrbot社の製品。アマゾンで買おうとすると何故か公式サイトの倍の価格になる。

printrbot-lc

 

Printrbot LC

価格:627ドル
方式:熱溶解積層法
解像度:不明
面積:15.24×15.24×15.24cm

 

 

Type A Machines: Series 1:無骨なデザインの代わりに高スペック

価格は中程度だが、非常に広いプリント領域と高い解像度があり、様々な素材を使う事が可能(ABS、PLA、PVA:ポリ酢酸ビニル)。ボディは合板ベースとなっている。

type a machine

 

Type A Machines: Series 1

価格:1,400ドル
方式:熱溶解積層法
解像度;0.05mm
面積;22.9×22.9×22.9cm

 

Blade-1:性能はそこそこだが、日本メーカーの製品

アメリカ製が多い3Dプリンターベンチャーの中でめづらしい日本製。マニュアルなども日本語で安心感が高い。価格は13万円と安いが、スペックは海外製に比べるとやや見劣りする。

Blade-1

 

Blade-1

価格:13万円
方式:熱溶解積層法
解像度:0.2mm
面積:10×10×10cm

 

 

 

 


3.光学造形方式の低価格3Dプリンター

 

B9creator:日本で買える光学造形式プリンター

低価格では珍しい光学造形方式。米国製だが日本メーカーが販売窓口をしているので、マニュアルなども日本語で安心感が高い。

 

B9creator

 

B9creator

価格:50万円
方式:光学造形方式
解像度:0.05mm
面積:10.2×7.6×20.3cm

 

Form1:超高精細な家庭用光学造形プリンター!

プロ用に多い光学造形方式なのに、家庭用の価格帯の商品。12.5×12.5×16.5cmまでの立体物なら小さなものでも驚くほど精密に、なめらかな表面で作ることが可能です。

Form1

 

Form1

価格:3,299ドル
方式:光学造形方式
解像度:0.025mm
面積:12.5×12.5×16.5cm

 

 

4.低価格3Dプリンターの比較表

光学造形方式と熱溶解積層法の3Dプリンターを以下の比較表にしました。それぞれ解像度やプリント面積、価格面などのバランスを見ながら検討しましょう。

 

メーカー 商品名 価格 造形方式 解像度 プリント面積
Makerbot社 replicator2X 2,799ドル 熱溶解積層法 0.1mm 25×15×15cm
Genkei atom 3Dプリンタ 12万9800円 熱溶解積層法 0.025mm 13.5×14×14cm
Np-Mendel社 Np-Mendel 15万9,000円 熱溶解積層法 0.1mm 18×18×16cm
オープンキューブ SCOOVO 18万9000円 熱溶解積層法 0.1mm 17.5×15×15cm
Solidoodle社 Solidoodle 3 799ドル 熱溶解積層法 0.35mm 20×20×20cm
Afinia社 Afinia H-Series 1,599ドル 熱溶解積層法 0.15mm 13.9×13.9×13.5cm
3Dシステムズ社 Cube 16万円 熱溶解積層法 0.2mm 14×14×14cm
3Dシステムズ社 CubeX 41万7900円 熱溶解積層法 0.1mm 27.5×26.5×24cm
MakerGear社 MakerGear M2 1,730ドル 熱溶解積層法 0.02mm 20.3×25×20.3cm
Printrbot社 Printrbot LC 627ドル 熱溶解積層法 不明 15.24×15.24×15.24cm
Type A Machines Type A Machines 1,400ドル 熱溶解積層法 0.05mm 22.9×22.9×22.9cm
Hotproceed Blade-1 13万円 熱溶解積層法 0.2mm 10×10×10cm
B9creator B9creator 50万円 光学造形方式 0.05mm 10,2×7,6×20,3cm
formlabs社 Form1 3,299ドル 光学造形方式 0.025mm 12,5×12,5×16,5cm
執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント/株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからCG制作、WEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。
2013年にメイカーズを増やすためメイカーズファクトリーを創業しました

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