中小企業への普及に繋がるか?! 関西の商工会議所が3Dプリンター研究会を発足
中小企業への普及に繋がるか?! 関西各地の商工会議所が3Dプリンター研究会を発足
3Dプリンターを活用するための研究会を、大阪商工会議所を中心に近畿2府5県の商工会議所でたちあげたそうです。
研究会では、中小企業の競争力強化を目的に、3Dプリンターの効果的な導入方法や関連ビジネスの創出を探るとのこと。
大阪商工会議所では、3Dプリンターをやる気のある中小企業を支援するツールになると考え、積極的な企業を支援するもよう。
リリースをみるとこんな事が趣旨となっています
○3Dプリンターの機能(得意・不得意な作業)、従来型の設計・試作工程や金型使用
との比較(メリット・デメリット)など、特性を踏まえた効果的な導入・活用法。
・設計・試作工程が効率化され、新製品開発の大幅なスピードアップが可能。
また、金型では対応が難しい複雑な形状の物体や、透明の樹脂を用いることにより
内部構造が透けて見える試作品を作成することも可能。
・他方、現段階では、最終製品の量産には向かない。
○中小企業が3Dプリンターを効果的に活用するうえでの課題(3Dデータに関するリ
テラシー向上など)。
○3Dプリンターの活用が進む中で、成長が見込まれる新しいビジネス(3Dデータ作
成代行業、データ出力サービス業など)の振興。
○中小企業が3Dプリンターの活用を通じて競争力を強化するうえで望まれる公的支
援策。
関西でも大手メーカーでは3DCADを使ったモノ作りがスタンダードになっていますが、中小企業では導入が遅れているようです。
3DCADを扱えるようになることで、大手企業との取引等につながりやすくなるとは思います。
しかし、CADデータを扱える人材も少ないと思うので、その辺は今後の課題になりそうですね。