立体物に着色する場合、カラープリンターなどと違い塗料の色に限りがあります。

工業デザインの会社でもあるメイカーズラブでは
試作品を作るときは、調色機を持っている塗装会社に依頼をしています。

しかし、業務用の調色機は、なかなか普通に買えるものではありません。

キックスターター（Kickstarter）に登場した「PICOLOR」は
スマートフォンで選択した色を、調色してくれる自動調色マシーンです。

「PICOLOR」には、シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック、ホワイトの５色のインクが装備されています。この色を混ぜ合わせることで、望みの色を作り出すことができます。

作った色は、カラーマーカーや、絵の具として使うことができます。

「PICOLOR」は、テスト段階ではもっと多くの用途が試されています。
例えば、油絵の具やオイルペンキ、ボールペン、マニキュア、自動車の塗装など色々な用途での活用を目指しているそうです。（多くはテスト段階とのこと）

「PICOLOR」はキックスターターでも目標金額に達しており
予定価格は220ドルで、現在では129ドルで手に入れることができます。（日本への配送料は10ドル）

まだまだ、初期段階の技術だとは思いますが
業務用だと思ってた調色の分野でも、低価格機が出てくるとは驚きですね！

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執筆者のご紹介

佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト＆グラフィックデザイナー ／WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。　MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。