HOME >>  メーカーズニュース > 世界初の3Dプリント電気自動車が発表!すでに7000台を受注

世界初の3Dプリント電気自動車が発表!すでに7000台を受注

「LSEV」、世界初の量産型3Dプリント電気自動車

3Dフィラメントメーカーの「Polymaker」とイタリアが拠点の電気自動車ベンチャー「XEV」が、上海の中国3Dプリンター文化博物館で共同記者会見を行いました。

発表され「LSEV」、世界初の量産型3Dプリント電気自動車です。

3Dプリンターの車は前から見かけますが、「LSEV」は2019年第二四半期から量産が開始され、すでに7000台の予約注文がある製品です。

 

PolymakerのCEOのLuo Xiaofan博士曰く、
「XEVは、3D印刷を使用した初めての大量生産プロジェクトです。 本当のことを言うと、3D印刷を生産に使用している企業は多いと思います。 しかし、サイズ、規模、強度の面でXEVと比較できるものはありません」とのことです。

しかし、電気自動車を3Dプリンターで作ることに意義は何でしょうか?

それは、顧客のイメージを製品に反映することができる「C2M(Customer-to-Manufactory)」の実現です。

今までも、独自性のある車を作る動きはありましたが、それは非常にコストが高く
普通の人が買える価格ではありませんでした。

 

3Dプリント電気自動車XEV

XEVのCEOスタンレー氏は、
「世界の自動車市場の調査後、インダストリーズ4.0戦略の主要な目標として掲げられているC2M(顧客から製造者)製造を達成できる小型電気自動車の設計を決定しました。
この目標を達成するためには、大量のカスタマイズ生産、迅速かつ費用対効果の高いR&D、燃費向上につながる軽量部品の生産能力が必要です。 「それには、3D印刷技術が実現のための唯一の方法となります」と述べています。

 

世界初の量産型3Dプリント電気自動車「LSEV」

Polymakerは、XEV用のため数十種類のエンジニアリングプラスチックを開発し、実用化のニーズに応えました。 その結果、3つの重要な成果が達成されました。

まずは、自動車部品の部品数を2,000から57に減らしたこと。このため、LSEVの重量はわずか450kgです。

さらに、シャシー、座席、ガラス以外の目に見える部分はポリメーカーの材料で3D印刷します。 これは、伝統的な生産システムと比較してコストを70%以上削減します。

そして、従来車の研究開発プロセスには3〜5年かかりましたが、新しい設計を完成させるには3〜12ヶ月しかかかりません。

 

LSEVのボディ LSEVのボディ

XEVは量産開始前からすでに、7000台の受注を受けています。
5000台の注文はPoste Italiane(イタリア郵便局)から。 その他の2000台は車両リース会社ARVALからのものです。

XEVは2019年第2四半期に生産を開始する予定です。
これが成功すると、3Dプリント技術が量産に大きな影響を与えることになりそうですねー

LSEVのリリースはこちらへ

 

無料でFusion360を学べる

一ヶ月でFusion360をマスターするオリジナルノウハウを読むことができます。
  • 無料メールセミナーの詳細へ

Fusion360や3DCADを
より本格的に学びたい方はこちらへ!

オンライン講座

動画で学ぶ!Fusion360で自在に形状を作る方法論

Fusion360の基本操作をある程度できる方を対象に
モデリングの方法論やノウハウを身につけて、自在にモデリングができるスキルを
動画で学べるオンラインスクールです。

  1. Fusion360の基本操作ができる方が対象
  2. 本のお手本やチュートリアルに頼らず自在にモデリングできる
  3. 動画を使って、いつでもどこでも学ぶことができる
  オンライン講座の詳細へ
Fusion360オンライン講座