3Dプリントで平らに折りたためる椅子が発表(ミラノ)
インダストリアルデザイナーのPatrick Jouinが、ミラノデザインウィークで発表した椅子は、3Dプリントされた完全に平らに折りたためる椅子です。
椅子の初期のモデルは、折り紙のように、椅子のベースを簡単に折りたたむことができるヒンジパネルを採用しました。
折り紙ベースの構造に、可能な限り少ない素材を使用で耐えられる構造が作られました。そして、最終的には2kgを少し超える重量となりました。
Jouin氏は言います。「製造業は必要以上に多くの材料を生産する習慣に陥りました。しかし、革新的なデジタル技術の助けを借りて、設計プロセスの初期段階でさえも、はるかに効率的で無駄の少ないデザインが可能になりました」
現在は、プロトタイプを市場に投入することに取り組んでいます。最終的に椅子一脚を48時間の3Dプリントで作ることを目指しています。しかし、まだ道半ばだそうで、デザインウィークでは、1,643の部品を印刷し手作業で組み上げたそうです。