3Dプリント型が使える!低価格の卓上射出成型機「TAIYAKI」が登場
卓上CNCなどを販売するAvalonTech社と、HAL900氏の共同プロジェクトとして卓上射出成型機の「TAIYAKI」がキャンプファイヤーでスタートしました。
「TAIYAKI」はいわゆる手動型の卓上射出成型キットです。このタイプの機械は他メーカーでも存在しますが、たい焼きのように金属型が必要でした。
しかし、「TAIYAKI」では、光造形で3Dプリントした樹脂型が使用可能です。
その秘密は、独自開発の金属モールドベースです。これにより、金属切削をしなくても簡単に射出成型が楽しめる画期的なマシンとなっています。
3Dプリント型はどうしても脆くなりそうですが、モードベースを使うことで100ショット程度の成形が可能になるそうです。
「TAIYAKI」での成形は簡単なプロセスです。プラスチックペレットを投入して、ハンドルを下げることで、型に材料が流れ込みます。
はみ出た材料をカットして、型を開くと成形物の完成です。
気になる成形サイズですが、モールドベースを使う場合は、横50mmx奥行50mmx高さ20mm(10mm上下割)の中となります。
「TAIYAKI」のプロジェクトはキャンプファイヤーで2021年12月29日よりスタートしています。
本体の価格は、80,000円と低価格です。(本体と型を固定するモールドベース、そして樹脂ペレット500gがセット)
TAIYAKIの仕様
・使用可能温度範囲 260度連続運転確認済み
・本体サイズ:横30cmx縦60cmx奥50cm
・本体重量:7.4kg
・シリンダー容積:6cc
・加圧能力(概算):30kg掛けると最大で約300kg(f この時のシリンダ圧力は約22.7MPa)
・使用実績材料
PP、ABS、EVA、軟質PVC、不織布マスク(リサイクル材料として)
・取り付け可能な型サイズ 横120mmx奥行無制限x高さ50mm
モールドベースの仕様
・サイズ:横100mmx 奥行70mmx 高さ40mm
・取り付け可能コマサイズ:横50mmx 奥行50mmx 高さ20mm(10mm 上下割)
・素材:アルミ