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3Dプリンターは、来年には幻滅期を迎える。というチャンスの話

佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

ガートナー ハイプサイクル2013年 日本版

 

調査会社のガートナーから15日、「日本におけるテクノロジのハイプ・サイクル」が発表されました。
それによると、日本の3Dプリンター市場(オフィス&個人用)は、「過度な期待」のピーク期にあり、もうそろそろ幻滅期を迎えるみたいです。

そして、ビジネスになるのは2〜5年後と予想されています。。。

日本でも、今年の夏ぐらいにかなり沢山の3Dプリンター向けサービスが立ち上がりましたよね。
3Dデータの共有サイト、3Dプリンターの検索サイト、shapwaysみたいなマーケットプレイスなどなど。
しかし、その多くが3Dプリンターでは5年は先行しているアメリカのサービスの模倣が多いな~という印象でした。
なので、その後の推移をみていると、閑散としているな~というのが正直なところです。
自分の周りの様子をみていると、個人で3Dプリンターを買った人たちはもう持て余してる人が多いですね。。。

しかし、幻滅のあとには成長がある可能性の高い分野です。
みんなが飽きて忘れているころに、じっくり取り組めるので
ある意味チャンスと考えることも出来ます。

 

 

やっぱりデータを作れる人を増やそう!

日本でも大企業はかなり前から、3Dプリンターと3DCADを使うのが当たり前になっています。
1ライセンス数百万のCADソフトを大量に購入し、CADエンジニアも育成しています。しかし、中堅以下の企業にはまったく普及しておらず、CADエンジニアが不足しているのが現状ですね。

KickstarterにみられるCADでの設計 KickstarterにみられるCADでの設計

 

▲Kickstarterの出店商品よりCADを使った製品紹介シーン引用

Kickstarterなどのクラウドファンディングをみていると、3DCADで製品を設計して試作機を作っているシーンがよく出てきます。

アメリカは日本より5年ぐらい前に3Dプリンターブームが起きているので、CADが使える人たちがその間に育ってきたということでしょうね。

ハイプサイクルをみると日本で3Dプリンターがビジネスになるには、あと数年かかるようです。そう考えると、その間にCADが使える人を増やすのがいいかと考えています。

 

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執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。