「3Dプリンタでモノづくりを始めよう」セミナーに参加してみた
2013/5/23に開催された「【初心者向け】3Dプリンタでモノづくりを始めよう!〜3Dプリンタの使い方を学びます!〜」 のセミナーに参加をさせていただきました。
果たして、内容はいかに??
場所は、青海の「テレコムセンタービル」内の「MONO」オフィスにて行われたました。 初めてきたのですが、大きなエントランスにびっくり。
会場は、非常に広くて、いくつか資料が並べてあります。
さて、今回のセミナー内容ですが主に3部構成となっておりました。
- 3Dプリンタにまつわる、エトセトラ
- 3Dソフトにおいて、データの作成方法
- 「3D TOUCH」プリンタで印刷の実演
今回は、この2,3に重点をおいて、記載します。
3DCADソフト「Autodesk 123D Design」の使い方
うちのサイト「3Dソフト」でも紹介しているのですが「Autodesk 123D Design」の使い方をざっと教えて頂きました。
操作性は、かなり直感的で、少し触ってれば、すぐに慣れてきます。 そして目玉の機能は、この作成したデータをクラウド共有できることです。 こちらを見ると、ギャラリーがあるのですが、現時点で、かなり大量なデータがあります。
これらをダウンロードして、少し改造して、という使い方も可能なので、 データ作成に疎い人でも、それなりのモノができる環境が整いつつあります。
3Dプリンタ「3D TOUCH」の実演
[販売元]
武藤工業株式会社 3D TOUCH
こちらは、大きく分けて二部構成になってました。
1.印刷までの設定等
- データ形式
「stl方式」の読み込みが可能
- 積層ピッチ
印刷時の、目の粗さを設定可能 荒いと、印刷は早い 細かいと、綺麗だが印刷時間が長くなる。
- 内部の充填率
造形物の、中身の密度を割合で設定可能。 また、内部の構造も、4種類くらいで選択可能となっている。
2.印刷の実演
データは、USBにて、データを読みこませるようになってました。
印刷までの工程は、とっても簡単、画面に表示されたデータのリストから、印刷したいものを選択して、実行。 ただこれだけで、印刷が開始されます。
印刷時間は、以下の条件で約2〜3時間だそうです。
形状:「MONO」のロゴマーク
外寸:約100×150×10mm(縦×横×高)
印刷の制度:標準的
セミナーに参加してみて
僕自身、今回のセミナーで始めて実機を見ることができました。予想以上にコンパクトで、臭いとか出るのかと思っていたのですが、そんな事もなく、手軽に置ける感じで、ビックリしました。
一方、課題も多いのも事実で、一番感じたところは「3Dモデルデータ」です。上記してる、クラウドで共有ですが、このデータをそのまま流しても、恐らく印刷するには、それなりに経験と技術力が必要です。ヘタすると、エラーで印刷できなデータが多いのでは無いでしょうか?こういった技術(ノウハウ)は、正直まだネットでは情報は少なく、使用する機材や材料ごとに、異なってきます。また、こういう情報は、一般ユーザーにはなかなか理解のできないハードルでもあり、この隙間が何かしらの方法で埋まるまでは、「製品のダウンロード化」はまだ遠いかと思いました。
最後に、、、驚いたのですが、参加者の多くが個人の方で、ものすごい期待のある分野なんだなぁとも感じました。実際印刷された品物を見てみると、想像以上の精度があり、物作りをするにあたって、新しいツールになり得るポテンシャルを感じずにはいられませんでした。