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3Dプリント新素材!ドライヤーでグニャグニャに出来る「TRF+H」

佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

 

キックスターターに登場した、3Dプリンター用の新素材「TRF+H」は
低い熱を加えることで簡単に曲げられるフィラメントです。

「TRF+H」は、FDM 式 3D プリンタ用の感温性フィラメントです。
出力後に、ドライヤーなどで 45℃以上に温めると柔らかくなります。

加熱後に、室温に数分おくと硬くなり、様々な用途に使用することができます。

例えば、3D プリンターで医療用のサポーターをプリントすると、体にピッタリとフィットさせることが出来ます。

TRF+H フィラメントの詳細はこちらへ

3Dプリンターを使ったギブスやサポーターは以前から見かけていましたが
患部に合わせてスキャニング後に造形する必要がありました。

「TRF+H」を使えば、予め作り置きが出来そうですね。
かなり実用性の高い素材だと思います。

また、開発テームは、日本国内 35 名の作業療法士へのヒアリングを行いました。
ドライヤーを使ったサポーターのフィッティングは高評価を得たそうです。

「TRF+H」はユニチカが開発・製造した素材です。

ユニチカは 2017 年に感温性フィライメント「TRF」をリリースしました。ただし、曲げ加工では割れやヒビが入ることがありました。
「TRF+H」では、耐割れ性が改善されています。

「TRF+H」は、医療分野以外にもフィギュアや雑貨などへの応用も考えられます。

例えば、自由にポーツを変えられるフィギュアや曲げて作るアクセサリーなどです。

平らなものを出力して、自由に曲げられると考えると
メッシュをプリントして照明器具を作ったりも出来そうです

もっとも普及しているFDMタイプの3Dプリンターで使えるのもあり
かなり実用性が高いフィラメントだともいます。

「TRF+H」の価格は、500gで9000円です。

TRF+H フィラメントの詳細はこちらへ

 

「TRF+H」の利用条件

Filament diameter / フィラメント径 : 1.75mm
Nozzle temp : 220~240 degrees Celsius
Bed temp : 30~50 degrees Celsius
Speed : 30~50mm/s

 

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執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。