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フィラメントを乾燥から守る真空ケースが登場。

佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

3Dプリントで使うフィラメントは、開封後にだんだん劣化してしまいます。
特に、日本は湿気があるために、水溶性のフィラメントなどは直ぐに使えなくなるのが大問題です。

キックスターターに登場した、「Vacuum Sealed Filament Container」は
バキュームを使って空気を抜き、真空状態を作るフィラメント用のコンテナです。

ワインの瓶から空気を抜くバキュバンと同じような仕組みですね。

 

特徴
1) 真空バルブとポンプ:特殊なバルブとポンプを使用して空気を吸引し、空気中の水分が容器に入るのを防ぎます。

フィラメント乾燥コンテナ

 

2)強い構造:真空状態を保持するために、蓋と容器自体は特別に設計されています。

真空ポンプ

3)真空インジケータ:完全に真空状態にされると、真空バルブの中心が元のドーム形状から内側に閉じます。

フィラメント乾燥コンテナ

 

真空フィラメント容器は、750gのフィラメントスプールを用いて30日間試験。下のグラフは、容器内の相対湿度(灰色線)と保存時間が増加するにつれて周囲湿度(赤線)の変化を示しています。容器には15gの乾燥剤5袋が入っています。

真空ポンプのテスト結果

容器に入るフィラメントのサイズは、
直径205mm x高さ 85 mmで、1キロ以下のリールが収納できるようになっています。

真空容器の値段は、コンテナが6つ真空ポンプが1つで59カナダドル(約5000円)です。

Vacuum Sealed Filament Container」は、日本国内でも購入可能で送料は約1200円。
湿気の多い日本にぴったりの製品ですね。

 

 

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執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。