ホビーから脱却できるか? Shapewaysの3000万ドル追加投資について
以前ご紹介した3DプリントサービスのShapewaysが新たに3000万ドル(だいたい30億円ぐらい)の投資を集めたことが話題になっていますね。
Shapewaysは、3Dデータを作れるクリエイターのショップであり、ユーザーが注文すれば3Dプリントして商品を売ってくれる楽しげなサービスです。
金型を作らず、3Dプリントで最終製品を作るという意味で、大量生産には向かないアーティスティックな商品が現在ではメインとなっています。ちなみに、同社のサイトには現在1万のショップがあり、100万のプロダクト(3Dデータ)があるそうです。
そして去年のShapewaysは8000のショップがあり、50万ドルの利益を上げたそうです。
なんかスゴいような気もしますが、ショップの利益率が仮に2割だとしても、Shapeways自体の売上げは250万ドル程度だと予想されます。
つまり現在の売上げの10倍以上の投資を受けたということでアメリカらしいダイナミックさを感じます。
ただし、出展されている商品が形の奇抜さを競う物が多くて、なんともホビーな感じなんですよね〜
例えば、こんなモノが出品されています。
左:アミダラ姫がしてそうな腕輪 55ドル 右:猿のキーディスペンサー 35ドル
ただし、商品がアートにとどまると、それほど伸びしろが無いような感じもします。
それに、8000のショップで50万ドルだと考えると1ショップあたり、100ドル以下の利益ってことですよね。。。
Shapewaysが、ホビー商品のプラットフォーム以上のものになるのか今後に注目されるサービスですね。