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Fusion360のオプションを駆使!フランク・ロイド・ライトのバレルチェアを作る

Fusion360で名作家具を作るシリーズ

今回はフランク・ロイド・ライトの「バレルチェア」です。

バレルチェア

「バレルチェア」は、シンプルなソリッドモデリングで、十分作れる形です。

しかし、そのままだと面白くないので、「押し出し」のオプションを駆使して
効率的に作る方法を考えました。

これだと、スケッチも集約できるので、履歴からの寸法変更などもやりやすと思います。

 

「押し出し」のオプションを使った、速攻モデリング

完成した3Dデータを見てもわかりますが、「バレルチェア」は、ほぼ「押し出し」で作ることができます。
そこで、スケッチを一箇所に集約して書きます。

これがバレルチェアの完成モデル

これがバレルチェアの完成モデル

Fusion360のスケッチを集約して描く

Fusion360のスケッチを集約。ほぼ一枚のスケッチで、モデリングを行う

 

モデリングのポイントは「押し出し」のオプションである
「開始」を使いこなすことです。

まず、足元を押し出します。

次に「バレルチェア」の背面の格子と肘おきの部分を押し出します。

この時に、最初に描いたスケッチを使うために、どこから押し出しを開始するかがポイントです。
そこで、「開始」を「オブジェクト」にします。

さらに、開始を格子の上面にして、上部のフレーム押し出します。

Fusion360の押し出しの「開始」オプションを「オブチェクト」にして、格子と肘おきを作る

Fusion360の押し出しの「開始」オプションを「オブチェクト」にして、格子と肘おきを作る

「開始」オプションを「オブチェクト」にして、上部のフレームを作る

「開始」オプションを「オブチェクト」にして、上部のフレームを作る

 

次に、座面を「押し出す」時に使うのが「開始」のオフセットです。

先ほどまでと違い、「押し出し」の基準面をオフセットで空中に取ります。

最後に座面と、背面をロフトで作成して「バレルチェア」の完成です。

Fusion360の押し出しで「開始」を「オフセット」にする

Fusion360の押し出しで「開始」を「オフセット」にする

背面をロフトで作成

背面をロフトで作成

 

「押し出し」のオプションを駆使すると、かなり少ない手順でモデルができます。

スケッチを集約すると、全体の寸法が把握しやすくなるので、これも割と使える方法だと思いました。

 

バレルチェアの完成 バレルチェア

 

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執筆者のご紹介
佐々木 康友 佐々木 康友
メイカーズファクトリー 代表取締役

プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。