【Fusion360】スカルプトのソフト修正で、パイプを自由に曲げる方法
Fusion360のスカルプトを使うと、普通の3DCADでは不可能な形が簡単に作れます。
今回は、蛇腹のパイプを作って、それを自由自在に曲げる方法をご紹介します。
ポイントはスカルプトの「ソフト修正」です。
まずは、蛇腹のパイプを作ります。
元になる形状は、作成の円柱です。ちょっと縦方向のエッジを多めに円柱を作ります。
![縦のエッジを細かめに円柱を作る](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2018/10/en01-1024x583.png)
縦のエッジを細かめに円柱を作る
次に、フォームを編集でエッジを一つ飛ばしで選択して中央に縮めます。
これで、蛇腹のパイプができました。
![エッジを一個飛ばしで選択する](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2018/10/en02-1024x581.png)
エッジを一個飛ばしで選択する
![フォームを編集でエッジを中央に縮める](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2018/10/en03-1024x577.png)
フォームを編集でエッジを中央に縮める
![蛇腹の完成](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2018/10/en04-1024x578.png)
蛇腹の完成
パイクを変形させたいときに、フォームを編集は誰でも使うと思いますが
このコマンドでは選択面の隣までしか影響が及びません。
なので、下の画像のようにとても歪な形になってしまいます。
そこで、変形が及ぶ範囲をコントロールする「ソフト修正」を使います。
![フォームを編集だと歪に変形する](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2018/10/en05-1024x626.png)
フォームを編集だと歪に変形する
フォームを編集のオプションにある「ソフト修正」にチェックを入れて、幅の数を増やすことで
影響の及ぶ範囲を増やすことができます。
「ソフト修正」には設定はいくつかありますが、影響範囲がグラデーションになると
変形がスムーズでした。
![ソフト修正にチェックを入れる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2018/10/en06.png)
ソフト修正にチェックを入れる
![影響範囲がグラデーションで明示される](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2018/10/en07-1024x624.png)
影響範囲がグラデーションで明示される
うまく行くと、こんな感じで綺麗に曲がりますよ。
こういう形はCGの得意分野ですが、Fusion360のスカルプトは3DCADなのに出来るところが
面白いところですね。
![うまく変形する、自在にパイプを曲げられる](https://makerslove.com/wp-content/uploads/2018/10/en08-1024x618.png)
うまく変形する、自在にパイプを曲げられる
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メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。