レーザーカッターの箱作りが、Fusion360で超進化!「RPG的な宝石箱」を作る方法
Fusion360でのレーザーカッター用のデータ作り。
今回は「RPGに出てくる宝石箱」がテーマです。
レーザーカッターでの箱は、こんな感じの真四角になりがちです。
しかし、Fusion360だと、面取りを多用した高級感のある「宝石箱」の形状を作ることができます。
Fusion360で宝石箱のレーザーカットデータを作る
まず、Fusion360でのデータ作りですが、方法はいたってシンプルです。
基本となるボックスを作り、
面を押し出していく「ボックスモデリング」のテクニックを使います。
この方法だと、角度のついてる板状のモデルも簡単に作れます。
ちなみに、宝石箱のモデルは
斜めになっているパネルをどうやって固定するかが問題です。
そこで、角度のついたハリのようなパーツを使います。
このハリを使った構造が、真四角な箱を脱出するポイントです。
箱ができたら、ちょっとした模様もつけて見ます。
イラストレーターで作った模様をDXFにしてモデルに貼り
削り取ると宝石箱のモデルができます。
さらに、これを平面に並べて、DXFに書き出すとレーザー加工用のデータが完成します。
このデータをレーザーカッター のHAJIMEでカットしてみました。
素材はMDFですが、組み立てるとなかなか良い感じです。
HAJIMEは、カット断面にテーパーがつかないので、クリアランス(隙間)の設計も楽に出来ますね。
加工データができたところで、次にRPG的なテクスチャを作ります。
最近は色々な素材が無料で公開されていますね。こんな革の素材をベースに、少し変化をつけて見ました。
茶色の普通の革を青っぽい色にして、さらに汚し加工を施しました。
作ったテクスチャをイラストレーターで並べて、印刷用のデータを作り
UVプリンターで印刷してみます。
バラバラのパーツを組手てて
内側に和紙を貼って、蓋に石を置いてみると
ドラクエとかのRPGに出てきそうな宝石箱になりましたー

レーザーカッターに必須のイラストレーター入門
レーザーカッターは3Dプリンターと並び注目のデジタル加工機です。しかし、加工データを作るにはイラストレーターの操作が必須です。
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■イラストレーターを覚えながら、レーザーカッター学ぶ
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2.製品レベルの課題を作りながら学べる。
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メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。