パラリンピックで3Dプリンターが初使用
3Dプリンターは、一点物や特殊形状で本領を発揮するマシーンです。
パラリンピックで使われる機器は、選手の障害に応じてカスタマイズされており、どれも特殊で代替できない事が多いです。2020年パラリンピックでは、そういった選手の修理または応急処置の道具として初めて3Dプリンターを使ってるそうです。
今回3Dプリンターを導入したドイツのオットーボック(Ottobock)社は、30年以上パラリンピック競技大会において、選手が使用する機器の修理を無償で提供してきました実績のある会社です。
なお、修理センターは選手村ビレッジプラザの一角には有り、各国のエンジニアが約100名集まっています。その中でオットーボック(Ottobock)社は約14名参加しているそうです。3Dプリンターだけではなく、ハンドサイズのスキャナーも用意されており、100%3Dプリンターが使われているわけではないですが、すでにアーチェリー選手の保護カバーや、ハンドバイクで使われる一部のパーツに使われたそうです。
凄いことに、8/28日現在で修理件数は1000件を突破したそうです。
正直、3Dプリンターでのパーツ製作は時間はかかりますが、何でも修理可能という安心感は参加している選手のパフォーマンス向上に大きく貢献しているかと思います。また、エンジニアも今まで修理できなかったものに対応できる新たな道具があるというのも心強いかと思います。こういった信頼関係の元パラリンピックって成り立っているのではないでしょうか?
今後とも色々な所で3Dプリンターが活用されていくと良いですね。
・各種リンク
本社サイト
Ottobock JapanのFacebookページ