3Dアートのようなのに、安価で軽い義足システム
海外のショーケースサイトBehanceで、「Exo Prosthetic Leg」という3Dプリンターの義足のプロジェクトを見つけたのでご紹介します。
「Exo Prosthetic Leg」を作るには、まず3Dスキャナで義足の装着部をスキャします。スキャンデータをもとにベースモデルが作られ、チタンを3Dプリントして義足が完成します。
メッシュ状のチタンで構成された義足は、軽くて安価にできるメリットがあります。
さらに、見た目にもアーティスティックで、義足感がないですよね。
設計でプロダクトデザイナーのWillam Rootさんによると、従来のメカニカルな義足は利用者への心理的な圧迫が大きいそうです。
以前ご紹介した、3Dシステムズが作った子犬の義足とプロセスは似ていますね。(あちらは骨をスキャンしましたが)
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3Dプリンターの義足で、子犬が走り回れるように!
しかし、すごいと思う反面、「Exo Prosthetic Leg」のようなプロジェクトには、かなり高額な設備が必要になると思います。
ただ、低価格の3Dスキャナーや3DCAD、CGソフトなど組み合わせてカスタムメイドのものづくりができそうな雰囲気も出てきました。
まだまだ、技術的な課題やノウハウ不足もありますが、今年はこういう複合的な情報発信を行っていきたいと思っています♪
出展
https://www.behance.net/gallery/20696469/Exo-Prosthetic-Leg