小企業でも買える!低価格レーザー焼結3Dプリンターが登場!Formlabの「Fuse1」
粉末素材をレーザーで焼結させるのが、SLS方式の3Dプリンターです。
金属やナイロンなどの素材を3Dプリントすることができますが、非常に高額な3Dプリンターで
小さな企業が導入するの不可能な価格帯でした。
しかし、光造形プリンターで定評のあるFormlabから、低価格のレーザー焼結型の3Dプリンター「Fuse1」が発表されました。
価格は9,999ドル(約110万円)と、小企業(うちの会社)でも買えそうな値段です!
「Fuse1」使える素材はナイロン(ナイロン11とナイロン12の2種)です。ナイロンは樹脂の中でも耐久性が高く強靭な素材です。
その割に軽く、製品の試作品づくりはよく使われます。
プリントエリアは、165×165×320mmとやや小型ですね。
ナイロンは柔軟性があり、引っ張りに強く、ある程度の熱にも耐えることができます。
プリントされているサンプルを見ると、製品作りには十分使えそうです。
「Fuse1」の出荷は2018年半ばが予定されており
現在予約注文を受け付けています。(現在予約ができるのは、北米とヨーロッパです)
レーザー焼結プリンターは、数年前に特許が切れ低価格機がある程度は出てきていますが
高出力のレーザーを使うので、取り扱いに注意を要する機材です。
「Fuse1」は、専用の空調設備なども不要で
使いやすいUI作りに定評のあるFormlabの製品なので、期待できそうな感じがします。
レーザー焼結で作ったナイロンはサポート材などもなくかなり綺麗な状態です。
商品紹介の動画では、デザインした物を「Fuse1」出力して、そのまま販売してしまうシーンが出てきます。
気軽にナイロンが出力できると、製造の世界がかなり変わりそうですね!