3Dプリントしながら電子回路も内蔵する!すごい3Dプリンターが資金調達に成功!
現在の3Dプリンターは、樹脂などを造形して製品の外装を作ることができます。
中身の電子部品は、別に用意して組み合わせるという方法が普通ですよね。
さらに、電子回路だけを3Dプリントするプリンターは出てきていますよ。
しかし、Autodeskも参加しているベンチャーのVoxel8は、外装と電子部品側も一体で3Dプリントするという驚き複合機を作っています。
その、Voxel8はシリーズAで1200万ドル(約14億円)の調達に成功。プロジェクトは製品化に向けて、着実に進んでいるようです。
Voxel8は、回路を描画できる導電性インクと半導体の材料となるシリコン、樹脂を組み合わせて3Dプリントします。
ソフトウエア側も、外装と電子部品を一体で設計されます。
仕組みとしては、まず電子インクと樹脂を使って外装をプリント。
そして、いったん機械を止めてチップをはめ込みます。
その上で、導電性インクで回路部分を書いていきます。
さらに、その上から3Dプリントを続けて、製品を作っていくプロセスです。
卓上型の3Dプリンターなのに、こんな感じのドローンも完成品としてプリントすることができます。
実際に動く電子部品を内臓した製品を3Dプリントする、今までにないアプローチですね!
3Dプリンターを使って、本当に最終製品まで作れてしまうと、生産方式がすごく変わりそうです。
値段は8999ドル(約100万円)で、販売は2015年末ぐらいを予定しているそうです。