形状記憶の3Dフィラメントが、不可能を可能に!
いままでにない3Dプリンター用のフィラメントが、意外にも日本から登場しました。
「SMP55」は、形状記憶ポリマーを使った3Dプリンター用のフィラメントです。
3Dプリントしたモデルを55度以上に加熱すると、ぐにゅぐにゅ形を変えられる驚きの特性を持っています。
そして、冷却すると固定されて、再度加熱するとまた形状を変えることが可能です。
「形状記憶で形を変えられると、何に使えるんだと??」と思う人もいると思いますが
これは不可能を可能にする技術だと思いました。
例えば、義手など人体にフィットするものを作るのは
3Dスキャナを使い、スキャンデータも修正が必要とけっこう大変です。
しかし、「SMP55」を使えば、一人一人に合わせたモデル作りが簡単になりそうです。
形状記憶で元に戻るので、汎用性も確保できます。
そして、「SMP55」は生体適合性素材です。 ギプスなど直接触れるものの造形にも適しているそうです。
それから「SMP55」はPLAと同じ条件で出力できます。ヒートベットもいらないので、いろいろな3Dプリンターで使えそうですね。
形状記憶3Dプリンター用フィラメント「SMP55」の開発は、プラスチック総合企業キョーラクです。
販売や詳細はフィラメント工房のサイトへ