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レーザーと3Dプリンターを両方使う!木製iPhoneケースの作り方

レーザーカッターiPhoneケース

レーザーカッターで、木製のiPhoneケースを作ってみます。

ただし、iPhoneを固定する爪の部分などはレーザーだけだと難しい部分です。

そこで、外周のフレームは3Dプリンターで、フロントパネルはレーザーで作ることにしました。

まずは、データ作りですが
今回は3DCADのFusion360で、フレーム部分の3Dデータ作りからスタート。

iPhoneなどのスマホは、サプライヤー向けにサイズを公開しています。
今回はiPhoneSE用のケースなので
図面をみながら、ケースのフレームをつくりました。

3DCADのFusion360でiPhoneケースの3Dデータを作成

3DCADのFusion360でiPhoneケースの3Dデータを作成

ディベロッパー用に提供されるiPhoneSEの図面

ディベロッパー用に提供されるiPhoneSEの図面

 

Fusion360とイラレを組み合わせて、レーザー用データを作る

 

3DCADのFusion360では、モデルは作れますが、レーザー用の細かい模様は書けません。

そこで、文様のデザインデータはイラストレーターで作ります。

手順としては、3DデータからDXFに書き出して
イラストレーターに移します。

Fusionのモデルデータをイラストレーターに移行

Fusionのモデルデータをイラストレーターに移行

 

そして、イラストレーターで模様を描いて、ベニア板をレーザーでカット

ベニアは、ケースのフレームに爪ではめ込む形なのでこんな形にカットされます。

ベニアをレーザーカットしたパネル。上下左右に、固定用の出っ張りが出ている

ベニアをレーザーカットしたパネル。上下左右に、固定用の出っ張りが出ている

 

ベニアをオイルで仕上げた状態

ベニアをオイルで仕上げた状態

カットした木材にオイルを塗って仕上げると
なかなか良い感じです。

3Dプリンターで出力したフレームに当てはめると
とても高級感のある仕上がりです!

レーザーカッターで作った木製のiPhoneケース

 

 

デザインのモチーフになった猫たち

iPhoneケースのデザインですが
今年大往生したうちの猫たちをモチーフにしました。

ハチ 享年19歳

ハチ 享年19歳

クロス 享年21歳

クロス 享年21歳

 

デザインも、

「餌がないときに、じっと皿を見ているクロス」や

「扉を開けないとずっと文句を言ってたハチ」など

猫たちが生前によくやっていたことを絵にしてみました=^_^=

デジタルなものづくりだと、こういう思い出の品を作ることも出来てしましますね〜

猫のモチーフ

 

 

レーザーカッターに必須のイラストレーター入門

レーザーカッターは3Dプリンターと並び注目のデジタル加工機です。
しかし、加工データを作るにはイラストレーターの操作が必須です。

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