世界に拡大中!3Dプリンター菓子ショップ、成功のポイントとは?!
3Dプリンターを使って、食べ物を作るフード3Dプリンター。
チョコや砂糖、ピザ生地などいろいろな素材が試みられている分野です。
以前紹介した「3Dプリンターレストラン」など、一部でビジネス化するものが出てきました。
今回ご紹介する「Magic Candy Factory」は、そんなフード3Dプリンターをいち早くビジネスにした事例です。3Dプリンターを使ったビジネスを行ううえで凄く参考になると思います。
世界初の3Dお菓子ショップMagic Candy Factoryとは?!
「Magic Candy Factory」ドイツ大手のお菓子メーカーKatjes社が、2015年から展開している3Dのお菓子ショップです。ドイツやイリギス、アメリカの各都市に店舗がオープン。
イギリスではすでに8店舗を展開、近々アイルランドや中東、カナダでも店舗がオープンとなかなかの勢いです!
店舗内では、グミを出力する3Dプリンターで、オリジナルのお菓子が提供されています。
「Magic Candy Factory」では、専用アプリを使ってグミのデザインをしたり、自分の写真を元にしたお菓子を作ることができます。
単に3Dプリンターの目新しさで売るのではなく、
自分でカスタマイズする楽しさがプラスされる形です。
オリジナルグミができる時間は5分程度ですが、待ってる間に3Dプリントされる様子がみられます。作る過程自体が子供達にはエンタテイメントになりますよね。
そして、素材にもひと工夫が。
様々なフレーバーに加えて、乳製品フリー、遺伝子組み替えフリー、グルテンフリー、ナッツフリー、ビーガン向けなどこだわりが光ります。
子供に安全なお菓子を食べさせたいファミリーに、アピールできそうですね。
ブーム終焉にも強い
Magic Candy Factory成功の3つのポイント!
3Dプリントビジネスは、話題先行の面が強いですが「Magic Candy Factory」は、ブーム終焉後にも着実な成長を見せています。
その成功のポイントは、3Dプリンターじゃないと実現できないポイントをうまく突いていることです。
1.自分で作る楽しさを提供
アプリを使って、自分でグミの形を決めることができます。
2.作る過程が楽しめる
グミが3Dプリントされるようすを、見ているだけで楽しい。
3.こだわりの素材を選ぶことができる
Magic Candy Factoryだと、いろいろなフレーバーやアレルギー対応の食材を自分で選ぶことができます。このへんは3Dプリンターならではですね。
「Magic Candy Factory」の成功は、作る楽しさ、作る過程のエンタテイメント性と、食品の安全性で、現代の家族にアピールできている点かと思います。
3Dプリンターブームだけに頼るのではなく、3Dプリンターの特徴を生かしたビジネスだと思います。
画像の出展:MAGIC CANDY FACTORY Launch