Fusion360でドラクエ風の3D武器を作る方法
実質無料で使えるのに、高機能の3DCAD・Fusion360で
いろいろ作ってみるシリーズ
RPG編をスタートします。
3DCADは元々工業デザインを作るソフトのため、硬いモノしか作れないと思っている人もいます。そこで、今回はRPG的な武器「オノ」を作るのにチャンレンジしました。
RPG風の武器は、CGソフトが得意な分野と思われがちです。
しかし、Fusion360でいろいろな武器屋防具を作れば、ドラクエに出てくるような「武器の店」を開くのも夢ではないかも?!
出典:電撃オンラインより
Fusion360を使ってドラクエ風のオノを作る
まずは、オノの元になるスケッチを描いていきます。
オノは、つかの部分は部品をはめるのに寸法を入れますが、刃の部分はフリーハンドで適当に描いてみました。
続いて、スケッチをFusion360の「押し出し」で立体化してみます。
この時点で、オノな感じが溢れ出ていますが、刃を鋭利にするために「面取り」を適用します。
かなり切れそうな刃物になりました。
さらに、今度はつかを作るために、スカルプトモードを使います。
これは、Fusion360でも特徴的な機能の一つで、Tスプラインという粘土をこねるようなモデリングが可能です。
スカルプトモードの「フォームを編集」を駆使して、こねこねしてくと
いい感じのつかが完成しました。
さらに、つかの部分に一工夫を施します。
Fusion360のスカルプトモードの押し出しで、つかの周りに面を作ります。
それをスカルプトの「プル」でつかに押し付けます。
そすると、つかに吸い付くカバーが完成しました。
続いて、RPGな雰囲気に欠かせない、レトロなレリーフを施します。
Fusion360のスケッチだと、こういう細かな模様は書けないので
イラストレーターで書いたものを、スケッチに貼り付けました。
レリーフもしっかり入って3DCADデータが完成しました。
続いて、Fusion360のレンダリングでリアルに表現してみました!
かなり、いろんな角度からみてもドラクエ風な感じになったような気がします。
3DCADでここまで出来るのは、なかなかでは
今後もFusion360で、武器や防具を作って「武器屋」のオープンを目指したいと思います。
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メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。