Fusion360で、ドラクエ風の「安物の剣」を作る方法をご紹介
個人は無料で使える3DCAD・Fusion360で、RPG風の「武器屋」を開業するシリーズ。※
武器屋を開業するには、複数の武具を揃える必要があります。
ドラクエの武器屋の店頭をみると、武器や防具、ナイフから鋼の剣などいろいろな品揃えがありますよね。
今回はドラクエなどのRPGで、最初に買う「安物の剣」の作り方をご紹介します。
※ライセンス:年間$100,000以下の個人やスタートアップ、教育関係者は無償で利用できます。
出典:コンシューマーゲームファンはこちら
そこで、今回は主人公が最初に買う、「安物の剣」を作ってみたいと思います。
20Gぐらいの安物想定なので、刃物の素材は銅で、本体は木材で作っている想定にしてみました。
刀剣の元になるスケッチを描こう
安物の剣なので、1回のスケッチで全てのアウトラインを描こうと思います。
まずは刀身を書いてみます。
シンプルな形なので、簡単ですね。
次は、持ち手の部分のスケッチを描きます。20Gぐらいで買える剣のため、構造も簡単です。
剣を立体化してみる
先ほど書いたスケッチを「押し出し」で立体化します。
まずは、刀身の部分です。14mmぐらいの厚さがいいかと思います。
押し出しのポイントは、方向を「対称」にすることです。原点を中心にするもモデリングを心がけます。
続いて、柄の部分ですが飾りとして段差をつけるため
2回に分けて「押し出し」を適用します。
最後は持ち手の部分です。
ここも縁の部分と段差をつけるため、2回に分けて「押し出し」をします。
刀剣の基本的な形ができたので、最後は「面取り」と「フィレット」を使って仕上げをします。
刀身の部分に「刃」をつけるため、「面取り」を適用します。
これで、切れる刃物になりました。
ただ、安物なので、鋭利じゃなく叩きつける感じの刃物です。
つぎに、柄にも飾り程度に「面取り」を適用。持ち手の部分は丸みをつけるため「フィレット」を適用します。
こんな感じで、刀剣の形ができました。
安物感を出すために素材を適用する
最後に安物感をつけるため、Fusion360の「外観」で素材を適用します。
刀身は、「銅」。
持ち手は「木材」です。
最後に、Fusion360のレンダリング機能で綺麗に見えるようにします。
これだと、しばらく使っていると壊れそうですね〜
今回は、極めてシンプルなコマンドで、やっすい剣を作りました。次回は、もう少しいろいろな機能を使って、高めの剣を作ってみます。
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メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。