積層ピッチ0.01mm!ハイエンドに肉薄した低価格3Dプリンター、「Raise3D(レイズ3D)
低価格化が進む、FDMタイプ(熱積層型)の3Dプリンター。しかし、複数の部品を組み合わせるなど、企業が仕事に使おうとするとイロイロ問題が発生します。
寸法の精度が低かったり積層が目立ったりと、低価格プリンターは3Dシテムズなどの産業用ハイエンド機に明らかに見劣りするからです。
さらに、業務用で求められるのは、プリントの安定性です。
一般的なFDMタイプ(熱積層型)は、プリントベッドの平行が取りずらくプリントの失敗が多いのです。
今回、日本3Dプリンターより発売された「Raise 3D(レイズ3D)」は、このような低価格FDMの弱点をクリアできた初めての3Dプリンターだと思います。
Raise3D(レイズ3D)の公式サイトはこちらへ
Raise 3D(レイズ3D)の特徴をご紹介
1.FDMで積層ピッチ0.01を実現!なのですごい綺麗
FDMは溶かした樹脂を積層していくので、積層跡が目立つのが弱点です。
一般的な3Dプリンターは0.1mmピッチですが、Raise 3D(レイズ3D)は0.01mmと10倍の細かさです。
実際にプリントされたモデルを見ましたが、0.01mm(10μ)はかなり細かくて積層跡が見えないぐらいでした。
2.独自ソフトで操作がかなり楽
3Dプリンターの使い勝手を大きく左右するのが、ソフトウエアです。
一般的なプリンターは、オープンソースのソフトを使っていて、これがかなり使いづらいです。
しかし、Raise 3D(レイズ3D)は独自開発のソフトを使っておりとても操作が簡単でした。
3.寸法精度がハイエンド機に匹敵
複数の部品を組み合わせるような、企業利用で問題になるのが寸法精度です。
0.1mmの世界で調整できないと、部品をちょうど噛み合わせるのが難しくなります。
Raise 3D(レイズ3D)は、ハイエンド3Dプリンターに匹敵する0.1mmの寸法精度を実現しています。
試しに、0.1mm刻みで穴を作って3Dプリントし、工業規格10mmの金属棒を通してみました。
10mmの金属棒は、10mmピッタリの穴には通りません。多少のクリアランス(隙間)が必要です。
Raise 3D(レイズ3D)で造形したモデルでは、10.10mmの穴に10mmの棒が通りました。これは、CNCなどの業務用加工機並みの精度です。
4.様々なフィラメントを使うことができる
低価格3Dプリンターの中には、造形の安定性を保つためフィラメントが専用素材のタイプが少なくありません。
Raise 3D(レイズ3D)は、様々な種類の自社開発フィラメントを用意。さらに、他社製のフィラメントを使用するが可能です。
※他社製のフィラメントだと、寸法精度にバラツキがでるようです。
Raise 3D(レイズ3D)の実機が見られる!
実機を見たい方は、2017年2月15日〜17日にビックサイトで開催される「3D Printing 2017」がチャンスです。
日本3Dプリンターのブースに、Raise 3D(レイズ3D)の実機が展示されます。(【ブースNo.】東6ホール 6E-13)
プリントサンプルも沢山あるようなので、造形物を触って精度を確認することができますね。
「Raise3D(レイズ3D)」最新3モデル商品概要
商品名:Raise3D N1
造形サイズ:205W×205D×205H mm
重量:22kg
価格:320,000円(税別)
商品名:Raise3D N2
造形サイズ:305W×305D×305H mm
重量:40kg
価格:500,000円(税別)
商品名:Raise3D N2+
造形サイズ:305W×305D×610H mm
重量:48.5kg
価格:800,000円(税別)
【日本3Dプリンター株式会社について】
本社:〒135-0064 東京都江東区青海2-5-10 テレコムセンター東棟14階
代表者:代表取締役 北川士博
設立:2013年10月
電話番号:03-6858-2042(代表)
URL:http://raise3d.jp/
事業内容:三次元造形関連商品・サービスの提供、サポート
【一般の方向けのお問い合わせ先】
企業名:日本3Dプリンター株式会社
担当者名:高田圭佑
TEL:03-6858-2042
Email: takata@3dprinter.co.jp