Raspberry Piでプログラマーじゃなくてもロボットを開発できる「HACO」
Raspberry Piでプログラマーじゃなくてもロボットを開発できる「HACO」が、株式会社Yokiより発表されました。
Raspberry Piでロボットを作るキットなどはすでに存在しますが、難しいプログラムが必要になり
普通の人にはなかなか敷居が高いものとなっています。
今回発表された「HACO」は、レーザーカッターで作られた可愛いボディに
Raspberry Piを搭載したロボット開発キットです。
最大の特徴は誰でもロボットのプログラムができるよう、ブロックとテキストを組み合わせた開発環境「HACRAW」ですね。
「HACRAW」では外部のAPIを使った開発をしたり、作ったソフトをアプリとして公開できるそうです。
なので、開発者じゃなくてもロボットを喋らせるアプリなんかも作れそうですね!
HACOの3つの特徴
1.レーザーカット
HACOのボディーパーツはレーザーカッターでカットされた木材です。
レーザーカッターや3Dプリンターなど、これから大きな流れを生み出すデジタルファブリケーションの技術を使っています。
そのため、簡単にカスタマイズすることができます。木のぬくもりもたまりません。
2.Raspberry Pi
HACOのメインコンピュータは、Raspberry Pi。Raspberry Piは、2016年時点で1000万台以上売れています。Raspberry Piを使ったレシピもたくさん存在します。そんな豊富な情報が集められるカスタマイズ性の高いRaspberry Piを搭載しているのでHACOを使った開発も容易になります。
3.汎用的なパーツ
HACOに使われているモーターなどのパーツは、数個からショッピングサイトなどで購入できるものだけを使っています。
そのためにオリジナルでカスタマイズしたいときにも簡単に入手することができます。またパーツの使い方などの情報も豊富なものを使用しているのでカスタマイズが容易です。
誰もが使える開発環境『HACREW』
プログラミングというのはとても難しい。多くの人がそう思っているでしょう。『HACREW』はそんなイメージをなくすための開発環境です。
HACREWは、ブロックプログラミングとテキストプログラミングをミックスさせた新しい開発環境です。誰もがHACOのソフトをつくることができます。HACREWは、HACOを動かしたいと思った人すべてに開かれた開発環境です。
HACREWの3つの特徴
1.ライブラリやAPI
HACREWはライブラリを組み込んだり、外部サービスのAPIを利用したりすることができます。
それによって天気を教えてくれるアプリや調べ物をしてくれるアプリなどをつくることができます。
2.感覚的に学ぼう
ブロックを配置して、そのブロックのコードを理解して、書き写す。この繰り返しによって自然にプログラミング言語を身につけることができます。HACREWはプログラミングの学びに最適です。
3.世界中に公開しよう
HACREWでつくったソフトはアプリとして公開することができます。公開されているアプリは他のHACOユーザーに使ってもらったり、リメイクしてもらったりすることができます。
リリース時期
株式会社Yokiでは、パーソナルロボット『HACO』の出荷を2018年11月、同時期にHACREW公開を予定。それらに先立って、2018年夏ごろにHACOの先行予約販売を行うそうです。
本リリースについての問い合わせ先
株式会社Yoki
設立:2017年2月15日
URL : https://www.yoki-jp.com/
代表取締役:東出風馬
事業内容:パーソナルロボットのハードウェアおよびソフトウェアの開発、製造、販売
ミッション:この上なく優しい情報端末をつくる