【Fusion360】CGと同じような3Dを作る方法!スカルプトの世界
Fusion360にはスカルプトという3DCADでも独特の機能があります。
最初の入り口がCADとはだいぶ違うので、使ってない人も多いと思いますが
使いこなせば何でも作れるようになる、すごい機能です。
メイカーズラブが運営しているスクールでもスカルプトの専門講座を行なっています。
今回は、最近スカルプトで作ったものをいくつかご紹介します。
車のモデリング
3DCADでも車のモデリングは難しいものの代表格ですが
スカルプトを使うと、ビートルのようなモコっと車も作ることができます。
ちなみに、スカルプトのモデリングは結構早いので、ビートルのモデリング時間は2時間ぐらいです。
基本的な形状はスカルプトで作りますが、厚みをつけたり
ライトをつけたりする仕上げは、モデルモードで行った方が早いですね。
特に窓の切り抜きなどは、普通のCAD機能だとラクです。
(スカルプトでも出来ますが、結構大変)
タヌキのフィギュア
「スカルプトでフィギュアを作りたい」という声にお応えして
押したり引いたりの簡単なモデリングで、タヌキのフィギュアを作って見ました。
3Dなので、服を着せたりすることも割と簡単ですね。
これはかなりシンプルな形なので30分もあれば作れるモデルです。
ただ、こういうモデルならCGで作っても良さそうな気がします。
Fusion360は3DCADですが、CADで作る大きなメリットは
そのまま3Dプリントなどの加工データに出来ることです。
CGに比べて寸法が厳密に取れるので、メリットが色々ありますよ。
ネコのフィギュア
スカルプトまるでCGソフトのようなモデリングも可能です。
そこで、タヌキよりももうちょっと難しいキャラクターを作って見ました。
Mayaなどのメッシュ系モデラーと同じような方法を試して見ます。
最初に3面図を書いて、それを参考に形を作っていく感じです。
このフィギュアは、シンプルな形なので2時間ぐらいでモデリングできます。
ここで機能的なポイントしては、修正の「挿入点」を使って
顔の造形を作り上げることです。
体の曲線なども3面図があれば、合わせやすくなります。
頑張れば、人間ぐらいまで作れそうな気がしてきました。
Fusion360のスカルプトを使えるようになると、モデリング世界がぐっと広がって面白いです。
しかも、Fusion360自体が使いやすいソフトなので、習得もそれほど難しくはありません。
ちなみに、メイカーズラブ では
スカルプトってよくわからないというFusion360ユーザーの方向けに、
「スカルプトマスター講座」というカリキュラムを用意しています。
リアル講座でこんな感じの物を作っていく内容です。
Fusion360や3DCADを
より本格的に学びたい方はこちらへ!
動画で学ぶ!Fusion360で自在に形状を作る方法論
Fusion360の基本操作をある程度できる方を対象に
モデリングの方法論やノウハウを身につけて、自在にモデリングができるスキルを
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- Fusion360の基本操作ができる方が対象
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メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。