【データ作り編】レーザーカッターでマンホールのコースターを作る方法
【追記(2019/3/6)】
データの作り方の問い合わせが多かったので、解説に重きをおいた動画つくりました!。
【追記おはり】
レーザーカッターでマンホールを作ってみようと思い
まずは、イラストレーターでデータを作る方法をご紹介します。
きっかけは、会社で使っているレーザーカッターHAJIMEのメーカーさんが
マンホール事業部を作っているのを見たことです。
ちなみに、マンホールは複雑な模様なので難しく感じますが
イラストレーターのパターン機能を使うと
驚くほど素早くデータが作ります。
今回作ったマンホールコースターも、5分で作れてしまうデータです。
まずは、直径90ミリの円を描いて、内側にオフセットしてコースターの形状を作ります。
次に、イラストレーターのパターン機能のための元を作ります。
6ミリの正方形を描いて、内側に0.5mm「パス>オフセット」して
5ミリの正方形を作り、それをグリッドの分割で2分割します。
さらに、分割した後にコーナーウィジェットで、角を丸めます。
そして、これを回転しながら4つに増やしていきます。
次に、これを「オブジェクト>パターン」で登録して、いつでも使えるようにしておきます。
マンホールっぽく仕上げるために、イラストレーターの「パスファインダー」を使います。
いくつか円を描いて、パスファインダーの「前面オブジェクトで型抜き」を選ぶと
形状ができました。
次に内側の部分の塗りにパターンを適用すると、これで完成か?と思えますが
表示を「アウトライン」すると、何もありません!
今回はレーザーカッターのデータを作っているので、このままだと加工データにはなりません。
そのため、模様として効果が付いているだけの面を選んで
「オブジェクト>分割拡張」を選んで、パスにしていきます。
さらに、パスを回転させて、余分な物を「選択>共通>アピアランス」で取り除きます。
次に、はみ出している部分をパスファインダーの「切り抜き」で
余分な部分を削除すると、マンホールの模様が、レーザーカッターで使える状態になりました。
アウトライン表示をすると、パスがちゃんと出来ているのがわかります。
あとは、ちょっとしたあしらいを付けて完成です。
ついでに、同じような方法で、ニャンホールも作って見ました。
手順を踏めば、かなり素早くデータが作れます。
こういうパターン系のデザインはイラストレーターが便利ですね!
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