【Fusion360】履歴を短く管理出来る「アクティブ化」とは?!
Fusion360には、1ファイルに部品を沢山の作った場合に起こる問題を回避する方法があります。
以前、「派生」を使って、部品を独立させる方法をご紹介しました。
今回は、ついつい長くなりがちな履歴を、短く管理出来る「アクティブ化」をご紹介します。
「派生」で作った円筒のモデルをそのまま使います。部品点数はこの時点で9点です。
履歴を短く管理するためには、まずデータをコンポーネントにする必要があります。
部品の数がだいたい決まったかな?という段階で、ブラウザのボディを右クリックして「ボディからコンポーネントを作成」を選んでください。
これで、ボディが「コンポーネント」という状態に変わります。
ここで「コンポーネント」ってなんだ??と思った方は、名前が変わった程度に思ってください。
「コンポーネント」も「ボディ」と同じく、修正したり削ったり出来るのでモデリング上はあまり変わりません。ただし、「履歴管理」という観点だと大きな違いがあります。
続けて、コンポーネント化した部品の1つを細かく加工して行きます。
シェエル、スケッチ、押し出しを使って、パイプの先端にフランジみたいな形を作りました。
この時点でかなり長い履歴になっていますが、ブラウザから加工中のコンポーネントのラジオボタンを選ぶと「アクティブ化」することが出来ます。
履歴をよく見ると「アクティブ化」したコンポーネントだけの履歴が抜き出されています。
こんな感じで、コンポーネントごとに履歴を管理することが可能です。
しかし、「アクティブ化」」すると、それ以外のコンポーネントが透明になってしまいます。(透明でも編集は可能だけど触りズラい)
これを戻したい場合は、ブラウザの一番上のファイル名を「アクティブ化」すると元に戻ります。
Fusion360は、モデリングがサクサク進むので、気がついたら部品が増える傾向がありますが
この「アクティブ化」を使うと、Fusion360でも履歴がコンパクトに管理出来て便利ですよ。
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メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。