飼い猫を3D化したい? 日経の3Dプリンターの記事は微妙な感じ。。。
4月2日の日経新聞を読んでいたら、「愛猫をまるごとコピー 夢を広げる3Dプリンター」いう記事を発見しました。
それによると、消費者の関心は「製造業の革新」や「メーカーズムーブメント」みたいな大げさな事ではなく、もっと身近かなことのようです。
記事では、先日のMM総研が発表した「3Dプリンティングの消費者潜在ニーズ調査」を例に、消費者が3D化したい写真で「ペットの写真」が上位に上がっている事が紹介されていました。
日経新聞4月2日号より
猫を飼っていると、「死んだ猫を剥製にしようかな」と一度は考えるものですが、生前の写真や動画を元に3Dプリンターで出力するみたいな話です。
製造業の革新よりは、実際にニーズの有りそうな話ではあります。
さらに、「自分だけのオリジナルモノを作るとしたら」という回答では「インテリア雑貨」や「フィギア」「スマホケース」などが上位です。
日経新聞4月2日号より
これは、選択式の設問だと思いますが、消費者が3Dプリンターを使ったサービスがイメージ出来きずに身近なものを上げているという感じですね。
ただし、先日の子供のラクガキを立体化するサービスなんかで見ても、3Dプリンターの可能性は計り知れないと思うので、消費者調査の限界を感じる例かとも思えます。
このような未知の分野では、自由回答の分析をもっとした方が役に立つ情報が得られそうです。日経の記事としてはそのへんをもっと掘り下げて欲しいですね。。。
ちなみに、自由回答では「長年使っていて、一部が壊れたり欠けたりした部品を復元したい」といったニーズが目立ったそうです。3Dプリンターのように未知のものでは自由回答の方がこのへんはクリスアンダーソンのメーカーズでも、古い車のパーツを作っている企業が紹介されていたので日本でもありそうですね!