Fusion360で車をモデリングする入門(1)
Fusion360で車をモデリングする連載の第一回目です
車も形状によって作り方が変わります。
今回は一番簡単なビートルをテーマに、Fusion360での車のモデリング入門を4回程度に分けて紹介します。
車はかなり部位が多いので、パーツごとに作りますが
今回は、ドア、ピラー、フェンダー、サイドシェルの4カ所です
【ビートルの図面について】
動画の中では、こちらのサイトの1938年製VW38の図面を使用しています(ビートルの原型)
STEP0:まず下準備からスタート
最初は、ビートルの図面をキャンパスで背景に貼り付けた状態からスタートします。
まず、Fusion360のモードをフォーム(スカルプト)にしてスケッチを書きます。
車のキャラクターラインを、スプラインでなぞるように描きましょう。
そして、スプラインにフォームの押出しをして平らな面を作ります。
これで車のベースになる形ができましたが、このままだと平面的です。
なので、視点を斜めにした状態で、挿入点を使ってエッジを挿入します。
新しくできた面を削除すると、車の形状に沿った面が出来上がります。
STEP1:ドアになる部分を作る
続いて、ドアの部分を作ります。車自体の側面を構成するパーツです。
フォームを編集で、ベースの形を下に面を差し込みながら伸ばしていきます。
実際のドアより下に伸ばした状態にして、挿入点でエッジを入れます。これも不要な部分をカットします。
これで、ドアの元になる形状ができました。
STEP2:ピラーになる部分を作る
余計な部分を削除して、上のエッジをフォームを編集で上に引っ張ります。
実際のピラーより長めに引っ張ることで、はみ出した部分は、挿入点でカットしていきます。
これでピラーになる部分が完成しました。
STEP3:フェンダーになる部分を作る
タイヤをカバーするフェンダーになる部分を作ります。挿入点で、下絵を元にエッジを入れていきます。さらに、エッジを加えた状態で不要な面を削除しながら、形を整えていきます。
続いて、フェンダーのタイヤ側になる部分を作ります。まず準備としてスケッチを描きます。
さらに、スケッチをフェンダーの外側に移動して、やや傾けていきます。
そして、プルでエッジをスケッチにフィットさせると完成です。
STEP4:サイドシェルになる部分を作る
フェンダーをつなぐ部分です。ドアの下の部分に、挿入点でエッジを入れます。
これを手間に面を差し込みながら引っ張り、面の辻褄を合わせるとサイドシェルの完成です。
これで、側面のボディが大体できました。
次の記事ではルーフやボンネット、バンパーなどの部分を作成します。
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メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。