Fusion360とCNC!1時間で巨大ストラップを作る
Fusion360とNCルーターがあれば一時間で作れるFusionロゴストラップを作成していきます。 ストラップのデータはFusionに予め用意されているサンプルファイルの大きさのみ調整して使用 します。
今回もAvalonTech株式会社のArtCNCに6mmフラットエンドミルと仕上げ用の細いエンドミルを 使用してパイン材を削っていきます。
まずは6mmフラットエンドミルでの荒加工パス。上部の要らないところを大まかに除去します。加 工時間は約8分11秒と予想が出ています。
エンドミルは6mmフラットのままストラップの穴と輪郭削ってくり抜き、仕上げてしまいます。穴は ボア、輪郭は2D輪郭のパスを使用しています。
二つ合わせて加工時間は6分37秒
設定はほぼデフォルトのままですが、2D輪郭は「タブ」の設定を入れることでわざと一部を削り残 すことで材料から切り離された瞬間飛んでいくという事故を防ぐことができます。
最後に細いエンドミルに持ち替え曲面細かく削って仕上げます。 加工時間は24分8秒となっています。
Fusion360上での加工時間は8分11秒+6分37秒+24分8秒で約40分といったところでしょうか。 実際に削っていきます。 材料を両面テープで固定し、フラットエンドミルでの加工データを流していきます。
テーブルから取り外した状態。2D輪郭でタブの設定を入れているので材料から完全に切り取ら れず、数ミリ削り残してくっついている状態です。カッターなどで簡単に切り離すことができるので 切り離し、軽くやすりをかけて完成です。
実際の加工時間はフラットエンドミルでの加工が18分、仕上げ用のエンドミルでの加工が24分な ので42分程度となりました。 通常Fusionの予想時間よりも加工時間は伸びる傾向にありますが、今回はそこまで外れず予想 時間に近い時間で削ることができました。
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メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。