HOME >>  3Dプリンター > 【第二回 ・CAD編】3Dプリンターでオリジナル「にゃんこドアガード」を作ってみる

【第二回 ・CAD編】3Dプリンターでオリジナル「にゃんこドアガード」を作ってみる

第一回からだいぶ日にちが経ってしまいましたが。。。

うちの猫がドアを開けるのを防ぐ「にゃんこドアガード」をテーマに、CADを使ってデータを作ってみました。

シンプルな形状なので、30分ぐらいで作れてしまうものですが、順を追って作り方をご紹介しますね〜(使っているのはRhinocerosというCADソフトです)

初心者 3DCAD

 

まず、内容を振り返ると、作ろうとしているのは上の図面の3Dデータです。
ドアノブに通す構造なので、3Dプリンターでプリントする場合の
クリアランスも考慮し厳密な寸法が必須です。

では、Rhinocerosを開いて描画を始めてみます。

neko01

スナップでネコの耳の描画

Rhinocerosは線の端でのスナップなど正確にラインを引くのをサポートしてくれるツールが沢山あるので便利です。

 

ねこ耳の三角形のような形も、「スナップ」を使うと簡単に引く事ができます。
さらに、このデータは正確な寸法が必要なので、数値を入力で設計図通りに作っていくのがポイントです。

こういう時は3DでもCADが楽チンですね♪

トリムとミラーでネコの顔を作る

続けて、ネコの目の部分を「トリム」という機能を使って作ります。
ライノセラスに限らず「トリム」はCADではよく使う描画のためのコマンドです。

いくつかの線を重ねて不要な部分を削除していくことで、複雑な形を作ることができます。


ライノセラス トリム
 Rhinoceros トリム

さらに、出来たネコの目を「ミラー」コマンドで左右対象にコピー
↓こんな感じでネコの顔ができました =^_^=

ライノセラスの描画コマンド

 

ネコの顔を「押し出し」と「ブーリアン演算」立体化

出来たネコの顔を「押し出し」コマンドで立体化しします。
目や口の部分はあとで「ブーリアン演算」でくり抜くため、顔よりも厚く押し出します。

顔から目や鼻を「ブーリアン演算」くり抜いて穴をあけ、ネコの顔がだいたい出来ました =^_*=

ライノセラスで押し出しライノセラスのブーリアン演算

シェーディングで見るとこのような印象に

 

ねこの足を付ける

続いて足を作ります。顔と同じく「ブーリアン演算」の引き算でくり抜きました。
足を「ミラー」でコピーして、にゃんこドアガードの基本的な形ができました!

ライノセラスのブーリアン演算の引き算 ソリッドを作る

ネコがたったような形

 

「フェレット」で微調整をして完成!

あとは細かい調整を行っていきます。

耳の先が尖っているので、ドアに付けるにはちょっと危ないですね〜
そこで「フェレット」コマンドで丸みを付けます。

このコマンドもCADソフトでは標準的にあるもので、よく使いますね。

ライノセラスのフェレット

Rhinocerosのフェレットコマンド

にゃんこドアガード

 

 

あとは、少し角度を付けて「にゃんこドアガード」のデータが完成しましたー
次回は、実際に3Dプリンターで出力してみます ‎ฅ(´・ω・`)ฅ

 

無料でFusion360を学べる

一ヶ月でFusion360をマスターするオリジナルノウハウを読むことができます。
  • 無料メールセミナーの詳細へ

Fusion360や3DCADを
より本格的に学びたい方はこちらへ!

オンライン講座

動画で学ぶ!Fusion360で自在に形状を作る方法論

Fusion360の基本操作をある程度できる方を対象に
モデリングの方法論やノウハウを身につけて、自在にモデリングができるスキルを
動画で学べるオンラインスクールです。

  1. Fusion360の基本操作ができる方が対象
  2. 本のお手本やチュートリアルに頼らず自在にモデリングできる
  3. 動画を使って、いつでもどこでも学ぶことができる
  オンライン講座の詳細へ
Fusion360オンライン講座