この発想は無かった! 持ち運べるレーザーカッターが世界を変える?
レーザーカッターは、3DプリンターやCNCと並んでメイカーズに人気のマシンです。
しかし、普通に購入すると付帯設備などを含めて300万円前後という価格から、なかなか手が出ないのが現状。
キックスターターにも、過去にご紹介した5万円のレーザーカッターなど幾つかのプロジェクトが登場しています。
そんな中今回ご紹介するOrigamiは、価格は4,200ドル(約45万円)とそこそこの価格帯。しかし、「Origami」のユニークさはそのコンセプトにあるのです。
わざわざレーザーカッターを持ち運ぶ??
そう、「Origami」のコンセプトは持ち運べるレーザーカッターです。
このコンセプトは正直思いつかなかったですね〜
ピント来ないと思うので、以下の利用シーン画像を見るのが早いと思います。
出力はポータブル式だけあって弱めで、アクリルの切断、ガラスと革のエッチング、木材はロゴなどのネーミングに使えるレベルです。
キックスターターのプロジェクトとしては、4200ドルという価格帯を考えると物足りない感じがします。
さらに、結局どういう時に使える製品なのかが良く分かりません。
工事現場とかで使われるのでしょうか??
ユーザーも同じ事を考えているのか、斬新なコンセプトの割にファンディングは微妙な情勢です。(9月28日現在で、1万4千ドルと目標の2割程度で締め切りは11月4日)
過去にもポータブルは世界を変えた?
キックスターターでさえ、新しすぎてピンと来ていない「Origami」。しかし、自分はけっこう可能性を感じます。
過去にも、大型機を持ち運べるようにしたことで製品自体の性質が変わったことは珍しくありません。
歴史をひも解くと、織り機→ミシン、ステレオコンポ→ウォークマン、電話→携帯、フラッドヘッドスキャナ→ポータブル文書スキャナなどなど。
持ち運べるようになった事で、世界を変えるような影響を発揮する場合が多数です。
例えば、持ち運べるぐらい小さくなったことで、メイカーズのオフィスに気軽に置けるようになったり。
家庭に出張訪問して壁クロスの表面に模様を付ける「ウォールアート」的な使われ方だったり。
ロックコンサートの会場で、オリジナルグッズに名前を刻んだり。
気軽に、オリジナルを楽しむ
メイカーズのマシンとして普及すると楽しそうですよね♪
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レーザーカッターは3Dプリンターと並び注目のデジタル加工機です。しかし、加工データを作るにはイラストレーターの操作が必須です。
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2.製品レベルの課題を作りながら学べる。
3.レーザーの加工法を学んで、実際にカットもする。