日本発!8万円台の低価格レーザーカッター「Podea-01」
メイカーズファクトリー 代表取締役
レーザー加工機は、3DプリンターやCNCとならび個人メイカー注目の機器ですが。
低価格の機種が無く、スタンダードな機種で300万円前後となかなかお高いのがネックです。
海外でも同じように考えている人が多く、キックスターターなどでも低価格のレーザーカッターが登場しています。
しかし、海外のサイトでの商品購入は躊躇する人も多いでしょう。
そんな中、日本の開発者による低価格のレーザー加工機が発表されました。
8.5万円で買えるレーザーカッター実力とは?!
日本のクラウドファンティングであるキャンプファイヤーに投稿されたレーザーカッターの「Podea-01」。
10万円以下で、個人向けのレーザー加工機の開発を目指して
日本人の機械設計のエンジニアの方が始めたプロジェクトです。
▼キャンプファイヤーのページ
http://camp-fire.jp/projects/view/1270
▼Podeaの公式サイト
http://www.podea.net/
コンセプトは、
はさみや鉛筆ぐらいに気軽に使えるレーザーカッターだそうです。
個人向けの機種ということで、加工エリアはA4サイズ。2Wの低出力で、木材や革、紙などの素材に模様を書いたりすることが出来るようです。(紙は切断も可能)
サイトで紹介されている以下の加工例を見ると、木材や革に加えてアルミアルマイト彫刻も出来ますね。※
資金の調達目標は80万円と日本のクライドファンディグとしてはやや高めですが
記事を書いている段階ですでに43%に達しており、十分クリアしてくれそうですね〜
※アルマイト彫刻:金属を加工出来るわけではなく、アルミ製品の表面にあるアルマイト層を削る加工法です。
期待したい低価格のレーザーカッターの問題点と可能性
しかし、レーザーカッターについては、低価格機種の稼働実績が国内では乏しく安全性に対する懸念も出ています。
twitterでは、懸念をコメントする人や応援する人など様々ですね。
そして、Podeaのプロジェクト側から新しい情報が随時発表されてます。
以下twitterでの反応です。
2Wのレーザがむき出しです。こわくないのかな、と思いました RT 一人一人に手が届く超小型パーソナルレーザー加工機 – CAMPFIRE(キャンプファイヤー) http://t.co/x6K4jtkTdZ
— わふう>ω<のひと (@u_akihiro) 2014, 10月 8
.@Podea_net Podea-01ですがClass4レーザ機器ですし消費生活用製品安全法の規制対象だと思うんですが販売,購入に際して法的に問題はないのでしょうか? — Dr.10(どく・とぉと読んでください) (@Dr10_TakeHiro) 2014, 10月 9
一人一人に手が届く超小型パーソナルレーザー加工機 – クラウドファンディングCAMPFIRE http://t.co/Uam1z9VaKG @campfirejpさんから いいなーと思ったけど、危険だって意見も結構あるみたいね。 — 寝狐! (@SleepingFoxNEKO) 2014, 10月 8
きっと、この製品も最終的に外装カバーがつくようになるのでしょう。そう期待しています — シマ技! (@shimalith) 2014, 10月 8
応援のコメント
@Podea_net なるほど。レーザ出力が0.5Wを越えているので無条件にClass4では?と思いましたが組み込んだ場合は基準が変わるんですね 法的にクリーンになったら是非買いたいと思うぐらい期待してます 頑張ってください!
— Dr.10(どく・とぉと読んでください) (@Dr10_TakeHiro) 2014, 10月 9
@Podea_net こんにちわ、Podea応援しています。レーザー対策の事について当ブログにて叩く意思は全くありません。どちらかと言うと応援しています。追加記事を書くに当たり、ツイッターに使われている画像を使用させていただきました。m(_ _)m — 3Dプリンターやってます (@Factory_In_Home) 2014, 10月 9
@Podea_net ご愁傷さまです。つまらぬ輩の言葉などスルーで、どんどん邁進してください(* ̄∇ ̄)ノ
— Hideki Shimizu (@ShimizuTechLab) 2014, 10月 8
安全性にたいする補足がプロジェクト側からも発表されていますね!
超小型パーソナルレーザー加工機Podeaの「安全性に関する補足」 http://t.co/3AdaP4q31v @Podea_net — Genie [bitfab] (@NetSynth) 2014, 10月 9
レーザー加工機については、安全対策で低価格の機種が出ない要因かと思います。
レーザー光から目を保護する、仕組みが必要だったり
毒性のある素材を溶解させるため、排気設備なども必須です。(Podea-01の加工範囲だと不要そうですが)
そして、専門家同士の議論は、自分の経験でもだいたい意見が割れるので判断が難しいところですね。いろいろな情報を集めながら、自分で判断していくしか無さそうな領域です。。
しかし、個人的にはこういう活動を通して、
低価格の機種が増えるといいな〜と思っており応援していきたい活動ですね!
あとは、アルマイト彫刻が出来るとApple製品への彫刻もできますね。
この辺はillustratorのデータ作ればいいので、すぐにも出来そうです!
Apple製品の加工は、レーザーカッターでわりと行われているようで
(以下、比較的低価格のレーザーカッターHajimeでの加工例)
自分の持っているiPadをこんな感じに彫刻できると面白そうですね♪
レーザーカッターに必須のイラストレーター入門
レーザーカッターは3Dプリンターと並び注目のデジタル加工機です。しかし、加工データを作るにはイラストレーターの操作が必須です。
そこで、レーザーカッターには必須のイラストレーターを
初心者や苦手な人でもマスターできる入門講座を始めました
■イラストレーターを覚えながら、レーザーカッター学ぶ
1.初心者や挫折組でもイラストレーターの操作をマスター。
2.製品レベルの課題を作りながら学べる。
3.レーザーの加工法を学んで、実際にカットもする。
メイカーズファクトリー 代表取締役
プロダクト&グラフィックデザイナー /WEBコンサルタント
株式会社メイカーズファクトリーCEO
広告グラフィックのデザインからWEBのマーケティング戦略立案、企業の商品開発のコンサルティングまで幅広い業務を経験。 MacBook Airじゃない方のMBAホルダー。