夢物語じゃない。サイエンスZEROで見た、3Dプリンターの意外な可能性
先日NHKの「サイエンスZERO」で3Dプリンター特集サイエンスZERO「3Dプリンター“魔法の箱”の真骨頂!」を見ました。
よくある”製造業が民主化する”みたいな夢物語的なアプローチではなく、科学番組らしく「素材開発」にフォーカスしている所が面白かったですね〜
例えば、
★小指で持てるほど軽いのに重い物を支えられる骨格
★金属なのに水を吸収する素材
★超高性能なコンピューターがプリントで作れる
など
番組の中で印象的だったのが、
「今までは作れるものしか作ってなかった」という
下りです。
技術の発達で出来ないものって無いんじゃないかと思っていましたが
結局、「金型」や「切削」という工業プロセスに載らないものは
始めから作っていなかった訳です。
例えば、この骨格構造のような台は、小指で持ち上げられるほどの軽さです。
でも、重さ30キロのモノを軽々と支える強い構造物になっています!
これは物体が圧力を受ける部分が限られているので
不要な部分を削除したらこなったそうです。
現状としては今までも分かっていたけど
「金型」では成形後に型から抜く事ができず、「切削」だと刃が入らないので出来なったんですね〜
単純に有機的な形が作りやすくなっただけでスゴいですが
「水を吸い込む金属」など今後どんな製品に反映されてくるのか楽しみですね〜