スポンジになる?!3Dプリンター用のフィラメントが登場
熱溶解積層型(FDM)のプリンターは、いろいろな素材が使えるのが魅力の一つですよね。
先日オランダの3Dプリンター用フィラメントメーカー、フォームフーツラが販売を開始したLay-Fommは、なんとスポンジのような特性をもつ不思議な3Dプリンターフィラメントです。
しかし、スポンジをノズルから積層するのって難しそうですが
いったいどんな仕組みのフィラメントなのでしょう??
まず、Lay-Fommは最初はプラスチックと区別のつかない状態で、
積層当初はプラスティックと同じように固いままです。
そして、数日水に浸すことでスポンジのように柔らかくなります。
このLay-Fommは、水溶性のPVAとゴム状の弾力を持つ工業素材エラストマーの合成フィラメント。
素材の表面に沢山の穴があいており、水溶性のPVAが水に溶け出します。
後にエラストマーが残ることで、スポンジのような素材感を3Dプリンターフィラメントとして実現しています。
素材の価格は28.95ユーロ(約4000円)と、それほど高くはありません。
サイズも1.75mmと2.85mmの2種類があり、atomなどのRepRap系のプリンターでは使えそうです。
フォームフーツラの公式サイト
http://www.formfutura.com/
今は、RepRap系のプリンター向けに色々な素材が登場しています。
先日国産3DプリンターメイカーのGenkeiさんが、ゴム状のフィラメントで靴の作成をおこなっていましたが、こういう新しい素材を使う事で、今までに無いモノ作りができそうですよ♪