乳首や臓器を3Dプリントできる、細胞3Dプリンターが登場!!
骨の整形や血管プリントなど、医療分野での3Dプリンター利用の話ってけっこう聞きますよね。
ただし、一部の部位の複製を目的としたものが大半だと思います。
しかし、米国のベンチャー企業「TeVido BioDevices」が開発している細胞3Dプリンターは、万能細胞のような使い方を目指しているプリンターです。
細胞3Dプリンターは、患者の細胞を使って体の様々な部分をプリントすることを目指しています。
特に、乳首や乳房など、女性特有の病気で失われる部位に注力しているとのことです。
しかし、体の部位をプリントしたとしても、実際に体のパーツとして機能するには様々な課題があります。
感覚を感じるための神経との接続や、細胞を維持するために血管を通す必要もあります。
「TeVido BioDevices」では、プリントした体の部位をいかに機能させるかを、日夜研究しているそうです。
この研究が進めば、IPS細胞などとは違うアプローチでの治療ができるようになりますよね。
実用化にはまだまだ時間がかかるそうですが、期待したいと思います。